【群馬県・高崎市】

続いては群馬県・高崎市。ご当地麺よりも多様性が主役の街。一都三県の流行が即流入し、淡麗から豚骨、鶏白湯まで幅広いジャンルが共存。都内名店出身の実力店も多く、地方らしさは薄いが“関東ラーメンの縮図”としてマニア必訪の存在感を放っている。
中華蕎麦 鳴神食堂
牡蠣の絢爛なうま味を主役に据えた「中華蕎麦」。都内名店で培った技が息づく、淡麗にしてコクのある珠玉の一杯。開店前に完売することもあるそう。
青竹手打麺 王神
高崎で出会える、本場顔負けの“青竹手打ち”。佐野ラーメンを手掛けながらも、独自の三味、醤油・味噌・塩をラインナップ。こちらは塩。
手打ちラーメン 清仁軒
昭和の名店「清華軒」の系譜を継ぐ、「手打ちラーメン塩」。甘みのあるカエシと豊潤な出汁が、手打ち麺の風味をやさしく抱きとめる。
高崎 はた山
京都仕込みの担々麺に、独自の洗練が息づく。夏限定の「冷し担担麺」はあまりの人気の高さに、季節を飛び越え通期メニューへ昇格した。
高崎ラーメン最大の特徴は、“共通項のなさ”という個性。都心の潮流や地方の気質など、それらが複雑に絡み合い、「地方らしさが希薄だからこそ、行く価値がある」という矛盾が生まれている。
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