「ラーメン食べて行く?」は口説き文句って本当?
韓国ではラーメンは「本来家で食べるもの」。そんな認識から、あるフレーズが浸透しています。
昼夜に関わらずよく食べられるインスタントラーメンですが、男女間でラーメンのお誘いをするときは少し別の意味になることがあります。
「ラミョン モッコ カルレ?(ラーメン食べて行く?)」
このひと言には、「家に来ないか? 泊まって行く?」と言う意味が含まれることがあるのです。こういう認識がされるようになったのは、映画の影響と言われています。

発端は『春の日は過ぎゆく』という、日本でも2002年に公開されたラブ・ストーリー。この映画の中では、「ラーメン食べる?」という女性からの誘い文句によって、主人公の2人が家で一緒にラーメンを食べるシーンがあります。その晩2人は別室で寝るのですが、それがきっかけで親密な関係に発展していく、そんな重要なシーンなのです。
これが流行り、次第に言い方を変え、「ラーメン食べて行く?」と言うセリフに変わっていき、現在では家に来る? 泊まって行く? 性的関係を持つ? そういう婉曲的な意味合いを持つようになったと言われています。
『春の日は過ぎゆく』日本の劇場版のパンフレットより。
あの大人気ドラマ『愛の不時着』でも、「ラーメン食べる?」というフレーズで、準主役格のク・スンジュン役とソ・ダン役の2人はひとつの鍋でインスタントラーメンを食べていましたね。
そこではク・スンジュンが韓国におけるラーメンの意味について話していましたが、そんなふうに最近の映画やドラマでもこの言い回しはよく登場し、2人の関係性や距離が縮まるシーンにもなるので、気にかけて見てみるのも面白いかも知れません。
時と場合によってはそんな誤解を生むかも知れないフレーズですが、ソウルに来たときは、「ラミョン モッコ カルレ?」と言いながら、昼間の“ハンガンラーメン”に行くのも良いでしょう。
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