古着をリメイクの素材として買い集める
最近では、買ってそのまま着る服に手を出すことはほとんどなくなったそうで、「誰も着ないだろうな」という安い服を、リメイクの素材として買い集めることのほうが多いとか。

「今日着ているセットアップもリメイクです。前に所属していた事務所の先輩、ムロツヨシさんの家にお邪魔したときにもらった刺し子っぽいデニムのセットアップがベースになっています」。

「すごく気に入っていたんですけど、これもサイズアウトしてしまったので、似た風合いの古着を探していたんです。で、見つけたのは“剣道着”。『これだ!』と思って、フリマサイトで手に入れ、生地を継ぎ足し、今の体型に合うように改造しました」。
こちらもリメイクとは思えないクオリティ。アメカジど真ん中、武骨なワークスタイルの出来上がりだ。
「裏原ブームや古着ブーム直撃の世代なので、ストリートやアメカジっぽいテイストが服作りのベースにあるんだと思います」。
バッグもかなり個性的だ。

「先輩芸人さんからもらったバッグです。元は真っ白な既製品のトートバッグだったんですが、見つけてきた『カンタキルト』を縫い付けたり、近所の金物屋さんが閉店するときにもらった道具入れをポケット代わりに付けたりしています。レザーのショルダー部分も、自分で持っていたバッグのパーツを付け替えたので、材料費はほぼ0円です(笑)」。
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