▶︎すべての写真を見るファッションに一家言あるオシャレな芸人さんたちに、冬の“一軍コーディネイト”を披露してもらう特別企画。今回は2024年のキングオブコント覇者、ラブレターズの塚本直毅さんにご登場いただく。
塚本さんといえば、家庭用ミシンを使ったリメイク服で有名。ほかとはひと味もふた味も違う、唯一無二の冬コーデを見せてくれた。
話を聞いたのは……
塚本直毅さん●1984年生まれ、静岡県出身。お笑いコンビ「ラブレターズ」のネタ作り担当。2024年の「キングオブコント」で悲願の優勝を果たす。約3年前から独学でミシンを始め、自身のYouTubeチャンネル「塚本ミシン」でリメイク服を披露している。
アウターも家庭用ミシンでリメイク

「基本、自分で作ったものばかり着ています」という塚本さん。カーキとベージュの配色が洒落たアウターも、自身で所有していたアイテムをドッキングさせたものだ。

「サイズアウトして着られなくなったナイキのMA-1と、いらなくなったマウンテンパーカを組み合わせて作りました。機能性も考えてポケットを増やしたかったので、両方の服のポケットを全部使えるように構成したところがポイントです」。

裏地のデザインも含め、ディテールまで文句なし。さらに驚くのは、服作りのノウハウを完全に独学で習得したという点だ。

「コロナのときに10日間くらい休みができたことを機に、『今までやってこなかったことをやろう』と思い立って家庭用ミシンを買ったのが始まりです。最初は小さくなったTシャツをサイズアップすることから始めて、10日間で35着くらいリメイクしました」。

「そのときは、ただのエピソードトークになればいいと思っていたんですけど、先輩のラバーガール・飛永さんに話したら『絶対に続けたほうがいい』と。その場でYouTubeのチャンネルを立ち上げてくれて、『塚本ミシン』というブランド名やタグのデザインまで作ってくれたんです」。
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