OCEANS

SHARE

advertisement
  1. トップ
  2. ファッション
  3. 敏腕スタイリストたちが溺愛する“一軍靴”。ブーツ熱が再燃中の6人の選択肢

2025.12.31

ファッション

敏腕スタイリストたちが溺愛する“一軍靴”。ブーツ熱が再燃中の6人の選択肢


advertisement

「スタイリストのヘビロテ服」とは……

冬の定番靴といえば、マウンテン系やワーク系といったタフなブーツは欠かせない。そのボリューミーなフォルムを活かすなら、ゆったりとしたパンツと合わせるのがスタイリストの定石だ。

質実剛健なハイスペックをあえて街履きし、ファッションとして取り入れる。そのスタンスが今の気分の模様。
advertisement

教えてくれたのはこの6人

梶 雄太(かじ・ゆうた)
東京都生まれ。カテゴリーに囚われない感性で、雑誌、映像作品、広告などを手掛ける。編集長を務めるパンツブランド「バーンストーマー」のフリーペーパー『編集長』は、Vol.4がリリースされた。
上井大輔(かみい・だいすけ)
神奈川県生まれ。広告関連、ファッション誌など活躍の場は多岐に渡る。俳優、ミュージシャン、アスリート、お笑い芸人ほか多くの著名人から信頼を得る。無類の野球好きとしても有名。
菊池陽之介(きくち・ようのすけ)
神奈川県生まれ。ファッションヴィジュアル全般を手掛けるマルチプレイヤー。キッズブランド「SMOOTHY」のクリエイティブディレクターも務める。現在は、東京と熊本の2拠点生活を満喫中。
鹿野巧真(かの・たくま)
山形県生まれ。メンズ、レディス問わず、ミュージシャンや俳優など、数多くのクリエイターを手掛ける。自身の格好は、いついかなるときもオールブラックがモットーで、ブレることはない。
松平浩市(まつひら・こういち)
群馬県生まれ。雑誌、web、カタログなどを中心に活躍。アウトドアやストリートフィールが漂うスタイルに定評あり。キャンプ、サーフィンなどを嗜み、アクティブライフを実践。
平 健一(たいら・けんいち)
山形県生まれ。スタイリストとしての活動のみならず、造詣の深いアウトドアの知識を活かして、グランピングやキャンプ施設、ギアやスニーカーなどの開発に携わる。

「パラブーツ」のマウンテンブーツ



ユーザー:梶 雄太さん

90年代初頭に登山靴ブランドのガリビエから登場し、後に生産終了となった定番モデル。それを原型にパラブーツが復刻・リファインした名品が「アヴォリアーズ」だ。

モカシンシューズの人気モデル「シャンボード」の木型を採用して、通常の登山仕様よりもほっそり仕上げているのが特徴だ。

「見た目は登山靴ですが、実際に履いてみるとシャープな印象。冬の格好とバランスが取りやすい。パンツはデニムでもスウェットでもなんでも合うから、ここ2〜3年は、こればかり履いてます」。

「トモ&シーオー」のレザーシューズ



ユーザー:上井大輔さん

「一見ワークブーツモチーフの革靴ですが、シューレースではなく、フリーロックシステムを採用しています。撮影時に靴の脱ぎ履きが多いスタイリストにとっては、これはまさに神アイテム。ブラックバージョンも所有していて、ローテで履き込んでいます」。

モカシン縫いのアッパーと厚みのあるビブラムソールが、古き佳きワークブーツを想起させる「フリー ワーカー」。

ワンタッチで足のフィット具合を調整できるだけでなく、美しいステッチを配した都会的なルックスも持ち味だ。

「レッドウィング」のワークブーツ



ユーザー:菊池陽之介さん

誰もが知るワークブーツ「アイリッシュセッター」と並び、ファッション好きから高い支持を集めているのが「スーパーソール」だ。縫い付けるのではなく、発泡ウレタンを流し込んで底付けするというスーパーソール製法で仕上げた逸品は、軽やかな履き味が楽しめる。

特にブラック・クローム レザーを使用した#8133は、アメカジにももちろん、上品なスタイルにもマッチ。菊池さんもそれがツボだという。

「アメリカンなブーツでありながら、カジュアルにも綺麗めにもいける。ミリタリーコートにカシミアニット、ヘリンボーンスラックスと合わせて、ちょっと大人っぽく履くのが気分ですね」。
2/3

次の記事を読み込んでいます。