
1992年創業。生みの親はクリストフ・ルメール。エルメスのディレクションも手掛けた彼自身の名を冠するブランドは、シンプルかつ上質なモノ作りでデイリーラグジュアリーを体現している。そんなルメール、いい大人からの熱視線は寒い冬でも相変わらずの模様。
【写真11点】「『ルメール』はきれいめカジュアルの強い味方!」の詳細を写真でチェック① さまざまな黒の表情で、表情豊かなシンプルスタイルに
ジャケット=フランス軍 トレーナー、シューズ=ともにヴァンズ×トーガ パンツ=ルメール リング=トムウッド
▶︎日永さんのスナップをすべて見る日永和考さん(43歳)古着とモード服を巧みに掛け合わせて、表情豊かなシンプルスタイルをメイク。全身を覆うさまざまな黒の表情が、酸いも甘いも噛み分けた大人の経験値を物語る。
優雅なドレープを描くルメールのパンツは、革ジャンとの素材感のギャップを引き出しつつ全体をマイルドに調和。ワイド&やや短丈な美脚シルエットも抜群!

② セットアップさながらの合わせ思わず驚嘆!
ジャケット、シャツ、靴、バッグ=すべてルメール パンツ=コス サングラス=不明
▶︎串田さんのスナップをすべて見る串田貴裕さん(36歳)ドレッシーにまとめた全身ルメール。と見せかけて、パンツにだけコスを投入してさらなる上級者ぶりをアピール。セットアップさながらの合わせには驚嘆するほかない。
美しい光沢を備えたグレージュの上下に、シワ感のあるシャツ、しっとりしたレザーのミニポーチ&シューズ。ミニマルなスーチングのなかで、繊細な質感の妙が際立つ。


③ フォルムと素材が高らかに主張する色のない世界
シャツ、靴=ともにルメール ニット=ユニクロ パンツ=ジルサンダー サングラス=グローブスペックス
▶︎溝内さんのスナップをすべて見る溝内浩二さん(37歳)SNAP常連組の溝内さんは、羽織りと足元にルメールを抜擢。全身黒という色のない世界では、フォルムと素材にフォーカスが当たる。その勘所を上手に捉えた好例だ。
ビッグシルエットのレザーシャツでクラス感&リラックス感を醸し、軽快なストラップシューズでフェミニンな匂いも注入。クロウト的センスが光る、退屈無用のオールブラック。
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