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開発で最もこだわるのは耐久性と安全性


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企画、デザイン、テスト。プロダクト開発のすべては、スーリー創業の地・ヒラーストープにあるラボで行われている。

スウェーデン南部の森深い場所に位置し、創業当初は湖に生息するカワカマスを釣るための漁具など、主に金属製品を製造していた。そのためもともとは金型製造を得意とし、そのノウハウがカーキャリア製造へと活かされているのである。


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スーリーのすべてのプロダクトにおいて最も重視されているのが耐久性と安全性だ。

車に取り付けるキャリア、子供を乗せるベビーカー、外遊びのためのラゲッジ類など、耐久性と安全性が重要なのは当然と言えば当然なのだが、そのこだわりが半端ではない。



製品テストは「スーリースタンダード」と呼ばれる独自プログラムで行われているのだが、例えば-40℃〜80℃という極寒と灼熱の環境下での耐久性や、巨大な冷蔵庫のようなものの中では、湿気と熱サイクルを組み合わせてテスト確認をしている。

ほかにも、UV照射・張力・落下・耐塩テストなど、その数50項目以上にも及ぶという。

ラボ内だけでなく、もちろんフィールドテストも厳格に行われる。

ラボ内だけでなく、もちろんフィールドテストも厳格に行われる。


驚くべきは、こういった超過酷なテストはスーリー全製品に適用され、安全性がより求められるルーフトップテントやベビーカーなどは、さらなる厳格なテストが行われるのだ。

自動車のテレビCMで見るような衝突実験も、最高峰の設備を備え行われていた。

自動車のテレビCMで見るような衝突実験も、最高峰の設備を備え行われていた。


製品開発で最も印象的だったのは、グローバル・デザイン・ディレクターを務めるヘンリック・エリクソン(Henrik Eriksson)の「Testing craftsmanship」という言葉だ。

グローバル・デザイン・ディレクターのヘンリック・エリクソン(Henrik Eriksson)。

グローバル・デザイン・ディレクターのヘンリック・エリクソン(Henrik Eriksson)。


スーリーのプロダクトは“テストという職人技”によって生み出されており、絶えずテストを繰り返し、より良いものへと進化しているという。

パッと見では伝わらないかもしれないが、プロダクトの裏側を見てみると、とんでもない情熱と確かなクオリティが宿っているのだ。
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