「タイパ最強!“1分ストレッチ”塾」とは……年の瀬も迫り、忙しさに追われる毎日。大掃除に忘年会、帰省の準備と、普段以上に体を酷使する季節がやってきた。
そんな時期に急増するのが「ぎっくり腰」。欧米では“魔女の一撃”とも呼ばれる腰の不調で、突如激痛に襲われ動けなくなる。あまりの痛さにせっかくの年末年始を台無しにしてしまう可能性も。
そんな恐ろしいぎっくり腰を予防するため、人気整体師のとも先生に緊急SOS。今回は、年末時別編として1分で終わるぎっくり腰予防ストレッチを紹介しよう。
案内人はこの方!
ストレッチ整体師とも先生●滋賀県草津市で唯一の「慢性腰痛 専門整体院」である整体院智-TOMO-の院長。日本代表のプロサッカー選手から94歳の患者さんまで、幅広くの人を施術している。YouTubeのチャンネル登録者数は50万人を超え、メディアへの出演実績も多数。目標は「全世界から腰痛をなくし、健康寿命を伸ばす」こと。Instagram:https://www.instagram.com/seitaiin_tomo/
こんにちは、ストレッチ整体師のともです。
前回は、
最短1〜2週間で“ビール腹”が改善するお腹痩せストレッチをお伝えしました。
今回のテーマは、ぎっくり腰の予防ストレッチ。予防はもちろん、万が一発症したとき腰に負担をかけずに体を動かせるストレッチを3つお伝えします。
本格的に寒くなるこの時期は、本当にぎっくり腰の患者さんが増えるんですよ。季節の変わり目は体が変化についてくのが大変なんです。
でも安心してください! 正しい知識と予防法を身につければ、あの悪魔的な痛みのぎっくり腰から身を守れますよ。
そもそも「ぎっくり腰」って何? その正体を解説
ぎっくり腰って、実は通称なんです。医学的には「急性腰痛」と呼ばれていて、急に痛くなった腰痛は全部ひっくるめてぎっくり腰と呼びます。
ぎっくり腰の原因は、筋肉の損傷や骨盤の関節の捻挫、椎間板ヘルニアなどが考えられます。
共通しているのは、どれも冬の寒さや筋肉の硬さが引き金になりやすい点。
特に冬は朝起き上がる時のタイミングには要注意です。というのも、寝ている時は筋肉が固まりやすく、血流も悪い状態なので起き上がる時に「ギクッ」ときやすいんです。
ぎっくり腰の痛みは壮絶です。腰が抜ける感じがし、脳天まで電気が走るような痛みで本当に動けなくなってしまいます。僕も以前、何度もぎっくり腰を繰り返し、椎間板ヘルニアにまでなってしまった経験があります。
少しでも不安な方は、今回紹介するストレッチを実践してみてください。どれも座りながらもしくは寝ながらできるので、年末の忙しい時期でも続けられると思いますよ。
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