渡辺真史●1971年、東京都生まれ。ベドウィン & ザ ハートブレイカーズのディレクター。ローカルとインターナショナル、2つの視点で東京をクルージング。
▶︎
すべての写真を見る多くの人が集う原宿で、20年続く「ゴールドジム原宿東京」。
アメリカ発のフィットネスクラブ「ゴールドジム」の旗艦店のひとつで、同店のほか「原宿ANNEX」など複数店舗を同エリアに展開。カフェスペースでは、多様なプロテイン飲料や栄養効果の高い食事などが楽しめる。
代表の手塚栄司さんに話を聞いた。
「ゴールドジム原宿東京」
渡辺 コロナ前からこちらに毎朝、通っています。天井は高くて開放感があるし、いつ来ても適度に人がいて、活気があるところが好きです。ここは、原宿の1号店でしたね。
手塚 ありがとうございます。ここは2002年にオープン。日本にフィットネス文化を定着させようと80年代後半から個人で事業を興していましたが、自分の看板だとあまりうまくいかない。その後、本場アメリカのゴールドジムとフランチャイズ契約を結び、1995年に日本1号店を江東区・南砂に開きました。
渡辺 都心部ではなかったんですね。原宿への思いは?
手塚 当時、ユニクロのフリースが一世風靡したのですが、その中心も原宿。この情報発信地に店舗を出したかった。80年代は、のちにK‐1になる格闘技オリンピックやボディビル選手権などがテレビ放送されて、原宿にもフィットネスクラブが増えていました。ただ街が成長するにつれ、それらは皆撤退してしまった。
渡辺 結果的に一等地ともいえる場所に原宿のこの店が生まれたと。
手塚 フィットネス不毛となった原宿に新たな風を起こそうという気概がありました。ファッションタウンの原宿をタンクトップで闊歩できたら格好いいじゃないですか。ここのオープンには、今は他界してしまった、友人のアンディ・フグ選手の助言も大きかったんです。
渡辺 踵落としの! 歴史的ですね。
手塚 このビルに入れたのは、いろいろな幸運が続いたからでしょう。
渡辺 そこから20年あまりが経ちますが、原宿はいかがですか?
手塚 改めて多様な情報が入ってくる街だなと感じます。それにライバルとなる他のエンタメが多いので、飽きさせないことが重要です。
渡辺 マシンの配置換えや入れ替えも頻繁だったり、だからといって、古いけど質の高いマシンは残っていたり。飽きさせないように工夫されているな、と日々感心しています。
手塚 それは、幸甚の極みです。
渡辺 隣の大きな人を見てモチベーションを高めたり、コミュニティの人たちと仲良くなって挨拶したり、声こそ掛けなくても、あの人いつもいるな、と思ってみたり(笑)。来るたびに新たな発見があります。
手塚 まさに毎日通うことが重要で、歯磨きみたいなものだと思います。
渡辺 わかります! 一日の始まりにやると頭がすっきりして集中力が高まりますから。この場所に、変わらずあり続けていただきたいです。
——全国で親しまれるジムの象徴。そのフィットネス文化を広げた原動力は、ここ原宿に息づいていた。 「ゴールドジム原宿東京」住所:東京都渋谷区神宮前6-31-17 ベロックスビル4F・3F・B2
電話番号:03-5766-3131
営業:24時間営業(B2は6:00〜23:30)※毎週日曜20:00〜翌月曜7:00はクローズ。
定休:第3月曜 ※祝日の場合は7:00からオープン。
goldsgym.harajukutokyoA serial article by MASAFUMI WATANABE, the director of BEDWIN & THE HEARTBREAKERS, captured the reality of Tokyo through his five senses. The 66th feature is GOLD’S GYM HARAJUKU. Since its opening in 2002, it has been loved in Harajuku for over 20 years. The representative, EIJI TEZUKA has been striving since the 1980s to establish a fitness culture in Japan, and in 1995 he opened the country’s very first GOLD’S GYM in Minamisuna. Later, aiming to “bring a new breeze” to Japan’s trend-setting hub, he expanded into Harajuku. Keeping a strong focus on the user’s perspective, the gym frequently rearranges and replaces its machines, while retaining older equipment if it’s still of high quality—ensuring members never get bored. There’s also a café space offering a wide variety of protein drinks and highly nutritious meals. The comfortable atmosphere that makes you want to come every day, combined with a space that continually evolves, can truly be called the gym’s greatest appeal.
OCEANS1月「街角パパラッチ」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!