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試合用のTシャツとショーツ。Tシャツの背中には、自身の著書である『キーエンス 最強の働き方』がプリントされている。

試合用のTシャツとショーツ。Tシャツの背中には、自身の著書である『キーエンス 最強の働き方』がプリントされている。


──普段の練習は週1回。試合が近づくと週3、4回に増えるという。ペースを維持しながらキックボクシングに取り組み続け、小比類巻道場に入会してからおよそ2年半が経過した。
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小比類巻 キックを継続してきて、ご自身にどんな変化が起きていますか?

齋田 精神的にも、肉体的にも変わりました。キーエンスに勤務していた当時は、営業成績トップを目指して数百人で競うような日常がありました。でも起業後は、以前のように「他者と同条件で競う機会」はほとんどありません。そんななかで、キックの練習をしているときに気付いたんです。以前より仕事に対するストイックな気持ちが弱まっていることに。

いつも愛飲しているのが天然アルカリ温泉水の「財宝」。普段使っているマウスピースとリストウェイトも持参してもらった。

いつも愛飲しているのが天然アルカリ温泉水の「財宝」。普段使っているマウスピースとリストウェイトも持参してもらった。


小比類巻 具体的に、どんな練習をしているときに気付いたんですか?
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齋田 サンドバッグのときです。「30秒叩いて15秒休む」を5セット。それをひとりで続けていると打撃がどんどん弱くなって、最後は流してしまう。でもトレーナーの方に声を掛けてもらうと、最後まで振り絞ることができる。そのとき「仕事も、もっと振り絞らなければ」と思いました。「もう1件契約を取ってこよう」「もっと良い形のプランを提案しよう」という、ストイックな気持ちが甦ったのです。

小比類巻道場の仲間たちと。「普段のトレーニングもやりがいがありますが、合同練習もまた楽しいんです」と齋田さん。

小比類巻道場の仲間たちと。「普段のトレーニングもやりがいがありますが、合同練習もまた楽しいんです」と齋田さん。


小比類巻 道場に通うほかの経営者の方からも、同様のコメントを多く耳にします。「目が覚める」「細胞が活性化する」「スイッチが入る」というような。

齋田 本当にそう思います。肉体的には、とても健康的になりました。特に起業してからは会食続きの毎日。でも3、4kg程度の増加は、キックの練習をしていればすぐに戻せます。そして私の思い込みかもしれませんが、結構若返ったような気がします(笑)。

小比類巻 いえ、“いい思い込み”は大事です(笑)。

齋田 ありがとうございます。あとは朝の練習もいいですね。コヒさんのジムは朝7時から対応してくれますから。血流が良くなるのか、頭が冴えます。その日一日、元気に働けるんですよ。

撮影時、小比類巻さんのミットに多彩なパンチを打ち込んだ齋田さん。「でもパンチはまだまだです。もっと練習しなければ」と自己分析する。

撮影時、小比類巻さんのミットに多彩なパンチを打ち込んだ齋田さん。「でもパンチはまだまだです。もっと練習しなければ」と自己分析する。


小比類巻 これまで「BUSHIDO」で、定期的に試合経験を積んできました。キックの試合と、本職である営業の仕事に、何か共通点はありますか?

齋田 ふたつあります。ひとつは準備。試合で勝つための準備と、営業で契約を取るための準備は、共通点が多いです。もうひとつは相手の課題に対してどんな手を打つかという、プランニングの部分でしょうか。仕事と同じく、キックボクシングも少しずつ上達していると思います。自分が得意なのは前蹴り、膝蹴り、ローキック。最初の頃、サンドバッグを蹴ると脚が痛くなりましたが、今はもう痛くないです。

小比類巻 キックボクサーのあるあるです。痛くないし、ケガにも強くなる。机に脚をぶつけたときに「あ、スネでよかった」と思うようになります。

齋田 本当ですか? それは、プロ格闘家レベルの話では?(笑)

小比類巻 そうかもしれません(笑)。十分すぎるほどまじめに練習に取り組んでいる齋田さんですが、この先はスピードを意識してほしいですね。キックボクシングには技のスピードに加えて、“心のスピード”というものがあります。心を燃やして、心のリズムを上げていくと、パンチもキックもどんどん上がっていきますよ。

齋田 承知しました。心のスピードを意識して練習を続け、いずれは無意識に上げていけるようにしたいですね。

小比類巻 スピード、リズム、回転力が齋田さんに備われば、キックも仕事も無敵でしょう。

──この先の齋田さんの目標はずばり、「BUSHIDO」で階級別のチャンピオンになること。その言葉を口にしたとき、終始穏やかだった齋田さんの表情が、ピシッと引き締まった。これこそが「心のスピードが上がった状態」なのかもしれない、と思った。
[KOHI’s NOTE]
・キックを始めてから疲れにくくなり、若返った感覚がある。
・仕事に対する“ストイックな気持ち”が甦ってきた。
・試合で勝つ準備と契約を取る準備には、共通点が多い。
・「階級別のチャンピオンを目指す」という強い決意を披露。

OCEANS1月「街角パパラッチ」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

山本 大=写真 川田真梨子=スタイリング 竹井 温(&’s management)=ヘアメイク 加瀬友重=編集・文

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