
時計好きは歓喜せよ。涙せよ。アメリカの古豪ブローバから、あの伝説的な時計が蘇った。その名は「チューニングフォーク スペースビュー 314」。革新的な音叉技術を復活させた、話題性100点満点の一本である。
ブローバには、どれだけ月日が流れようとも決して色褪せない名作が存在する。1960年、振動数が安定する“音叉”に着目した世界初の音叉式時計「アキュトロン」だ。
【写真5点】「あの伝説的な『アキュトロン』がカムバック!」の詳細写真をチェック
こちらが1960年初出の「アキュトロン」の広告ビジュアル。文字盤の12時位置にふたつの音叉とコイルが設置されている。コイルに電気を流すことで音叉を振動させ、その振動で歯車を回し針を動かすという画期的な機構を採用していた。それに加えて斬新なルックスも話題を呼び、今なおカルト的な人気を誇っている。Very Cool♪
従来の機械式時計に不可欠だったテンプを省きながら、日差±2秒以内という当時としては圧倒的な高精度を実現。「アキュトロン」は、時計史を語るうえで欠かすことのできないエポックメイキングな存在なのである。
「チューニングフォーク スペースビュー 314」2026年1月下旬頃発売予定。SSケース、39㎜径、音叉。99万円/ブローバ相談室 0570-03-1390 ※3店舗限定発売(CITIZEN FLAGSHIP STORE TOKYO/ CITIZEN FLAGSHIP STORE OSAKA/BULOVA公式オンラインストア)
時は流れて2025年。待望のニュースが到着! 上の写真を見ていただければお分かりのとおり、1960年の「アキュトロン」が、ほぼそのままのルックスで現代に転生! 搭載するのは、10年に及ぶ開発期間を経て完成した独自の音叉式ムーブメント。オリジナルのシステムをベースにしながら、現代的な解釈でアップデートされた意欲作だ。


「アキュトロン」の(超)萌えポイントである、“キィーーーーン”と響く独特の作動音も、文字盤上を滑らかに回転するスイープ運針も、見事に再現した。さらに本作では、オリジナルにはなかったシースルーケースバックを採用。特徴的なコイルなどムーブメントの構造や美しい装飾を、裏側からも余すことなく堪能できる。
2025年の終わりに届いた、胸熱なウォッチニュース。本作「チューニングフォーク スペースビュー 314」の発売は2026年1月下旬から。生粋の時計ファンのみならず、モノ好きのハートに刺さること間違いなしの復活劇である。
[問い合わせ]ブローバ相談室0570-03-1390