④ ディテールが光るグラデーションスタイル
Gジャン、Tシャツ、パンツ=すべて不明 シューズ=ウエスコ 帽子=フォーティセブン 眼鏡=モスコット 腕時計=ロレックス
▶︎R3さんのスナップをすべて見るR3さん(36歳)明度や質感の違う黒を使い分けて、ダークトーンをグラデーションで見せる。その細やかな手法のなかで、キャップとジャケットに使った細畝コーデュロイがキモになる。
タックインからのナチュラルなベルト見せや、程よくルーズなシルエットバランスなども実にいい塩梅。シメにシルバーカラーのロレックスを巻き、凛としたスタイルを強調した。



⑤ ワイルドをさらっと上書きするモダンブラック
ジャケット=カウラム デニム=ユニクロ シューズ=チペワ 眼鏡=モスコット 腕時計=セイコー リング=不明
▶︎紫龍さんのスナップをすべて見る紫龍さん(25歳)レザー製のフライトジャケット的デザインというワイルドな要素を、柔らかな黒でシックに上書き。ボリューミィなシルエットも相まって、ことさらモダンに見える。
その相方となるデニム&ブーツも、考え方は一緒。インディゴやブラウンレザーとはひと味違う、シュッとソリッドな黒をチョイス。無色の世界で、腰元の遊びもいっそう効いてくる。



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ダークトーンでまとめるだけで、インスタントに引き締まって見える。のは間違いない。けれど、それだけじゃ味気ない。シルエットに配慮して、ときにはアクセントカラーを織り交ぜて。真の洒落者たちは、“その先”まで見据えているのだ。