【写真11点】「街行く洒落者のレザーな着こなしコーデ」の詳細を写真でチェックかつてはバイカーが身体を守る厚手のものが主流だったが、現在ではコンテンポラリーなデザインのライダーズが増えている。色味はブラック以外もたくさんあり、シルエットはゆとりのある着用感のものを頻繁に目にするようになった。レザー専業ブランドが日本の各地で増えているのはその理由のひとつだろう。
つまり、レザーアウターはトレンドのひとつなのである。真冬の寒さが到来する前に、その魅力は味わっておくのがイイかも。そこで、街角で見つけたレザー上手のコーディネイトをピックアップしたので、今すぐ真似してみよう!
① ビッグ&マイルドな一着で優しいライダーズスタイルを

ライダーズジャケット=ジョンリンクス Tシャツ=ニューレーベル パンツ=ルメール シューズ=ペテロオラウム 眼鏡=エーディーエスアール ブレスレット=ラスト リング=トムウッド
▶日永さんのスナップをすべて見る日永和孝さん(45歳)女性が手掛けるドメスティックブランドのライダーズは、全体的にオーバーサイズなシルエットやブラウンレザーの深みのあるカラーリング、ラペルや襟が大ぶりでなんとも個性的。
そして、目に見えて分かる素材の柔らかさが色数少ないコーディネイトに奥深さまでを加えている。それに呼応するように、ムートンで仕立てた足元も優しい印象。シンプル好き必見のレザースタイルだ。

② ユニクロのライダーズを現代的に着るならパンツに注目!

ライダーズジャケット=ユニクロ Tシャツ=エディフィス パンツ、シューズ=ともに古着 眼鏡=ベイク
▶シバタさんのスナップをすべて見るシバタユウスケさん(42歳)オーソドックスなジャストサイジングのブラックライダーズを現代的に着るなら、太めのパンツが吉。大人っぽいスラックスならなお良し。オールブラックのスタイリングはシルエットに緩急をつけると上手くいくということも照明した。
それにしても、ユニクロはライダーズジャケットまで手掛けている幅の広さに改めて驚かされる。シンプルな作りはインナーとしても使えそうだ。

③ 老舗ライダーズを着心地良く、男らしく

ライダーズジャケット=ルイスレザーズ カットソー=コンビニエンスウェア パンツ=ループウィラー スニーカー=コンバース
▶矢花さんのスナップをすべて見る矢花史嵩さん(32歳)言わずと知れた英国発祥のモーターカルチャーの牽引役によるライダーズは、やっぱり本流を感じる装いでまとめたくなる。男らしくオールブラックで、パンツは細身で。
一方、ただクラシカルなレザーの装い方を踏襲しているだけではないところもポイント。なんとパンツはループウィラーのスウェット製なのだ。ゴリッと、でも着やすさも忘れない……それも現代的なライダーズコーディネイトのひとつ。

④ アイボリーカラーでゴツくならない革アウターの正解

ライダーズジャケット=チンクワンタ Tシャツ=不明 パンツ=ザノースフェイスパープルレーベル シューズ=グッチ 帽子=ボルサリーノ 眼鏡=金子眼鏡 腕時計=パネライ リング=クロムハーツ
▶山田さんのスナップをすべて見る山田一登さん(38歳)意外性たっぷりにレザーを着たい! そんなファッションの挑戦心を忘れていない男性は、思い切って白を選ぶのもいい。軽くソフトな作りが持ち味のチンクワンタのダブルライダーズは、着こなしに馴染むマイルドな色味もグッド。
上が挑戦的な選びなら、下半身も遊びを利かせたいところ。例えば季節感のあるバーガンディのパンツなどは好相性。ブリムハットとローファーで大人の色気も加えて完成だ。

⑤ シンプルなシングルライダーズで作る"普通じゃない"装い

ライダーズジャケット、スウェット、パンツ=すべてトロフィークロージング サングラス=グルーヴァー
▶藤原さんのスナップをすべて見る藤原一茂さん(36歳)シングルライダーズはレザーアウターの中でも手に取りやすいもののひとつ。だから、グレースウェットやワークパンツといったいつもの服にもすんなりと馴染んでくれる。
藤原さんが上手なのは、気を衒わずに全身ジャストサイズでまとめていながら、パンツの丈は短めだったり、若々しくベースボールキャップを抜擢したところ。普通なのに普通に見えないコーディネイトとは、こういうことだ。
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今がまさに旬のレザージャケットを、今を感じる装いで楽しむ。そんな贅沢を叶える5人のコーディネイトから、ヒントを盗もう!