
年を重ねるごとに、服の趣味や嗜好が変わるのは自然なこと。無情にも体型が大きく変化することだってあるだろう。しかし、どんな時もリーバイスのジーンズは多くの人のワードローブに存在し続ける。
それは、あらゆる意味でリーバイスが、大人に“優しい”から。
今回、その懐の深さを改めて実感させてくれたのは、奥渋谷に店を構えるアイウェアの名店「クラインアイウェア」の店長、矢澤直人さんだ。
【写真20点】「奥渋メガネ店の看板店長が日常使いする2本のリーバイス」の詳細を写真でチェック 紹介してくれたのは……
矢澤直人(やざわ・なおと)●1982年生まれ。青山の気鋭アイウェアショップ・ブリンクでプレスとして活躍後、渋谷の老舗メビウスの姉妹店であるクラインアイウェアの店長に就任。店舗運営の傍ら、バイヤーとして世界を飛び回る。Instagram:@kleinvintageeyewear
リーバイスはあらゆるキッズのお母さん的存在
ボブ・ディラン、カート・コバーン、ピート・タウンゼント、そしてRUN DMC……。ジャンルの壁を超えて愛されてきたリーバイスのジーンズは、矢澤さんの青春時代にも欠かせなかった。

「僕が通っていた高校は独特で、制服は学ランですがドレッドヘアにラジカセを背負って登校する子もいれば、赤いニューエラのキャップを被りながらギターを背負って来る子もいました。パンクやハードコアが好きな子たちは大半がモヒカンでしたね。
実は僕も、その類(笑)。ただ、彼らは皆一様にオシャレで、休日にはリーバイスを穿いていたイメージがあります」。
高校生には当然、お財布に限りがある。そこで矢澤さんが頼ったのは、リーバイスのレギュラー古着だった。

「リーバイスのレギュラー古着は、当時、手に入れやすかったんですよね。お金のない高校生からすると、本当にありがたかった。もうお母さんみたいな存在ですよ(笑)。だからオシャレに目覚め始めると、無けなしの1万円で服を買いに走るんです。
5000円ぐらいでチャンピオンのリバースウィーブを買い、数千円で501、または505を買う。そして足元はヴァンズという人がとにかく多かったですね。僕も最初に買ったのは確か505。地元の厚木にあった数少ない古着店のひとつで見つけました」。
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