老舗ダウンメーカー「ナンガ(NANGA)」と、ニューヨーク発「エンジニアドガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」によるコラボコレクションが登場した。
両者が手を組むのは今季が初となるが、その内容は“変形”をキーワードにした革新的なダウンウェア。冬のアウターに求められる機能性を押さえつつ、スタイリングの幅を大きく広げる2型が登場する。
「DETACHABLE DOWN COAT」13万6400円/ナンガ×エンジニアド ガーメンツ(エンジニアド ガーメンツ 03-6419-1798)
まず注目したいのが、「DETACHABLE DOWN COAT」。最大の特徴は、袖や身頃、フードといったパーツを6つのモジュールに分割できるデタッチャブル仕様であること。寒暖差が大きいシーズンでも、必要な部分だけを付け替えることで体温調整が容易にでき、コートの表情を自らの好みで自在に変えられる。


ロングコートとして着てもよし、袖を外してジレのようにアレンジしてもよし。天候、気分、目的に応じてシルエットを組み替えられる自由度の高さこそ、このコラボレーションの核と言える。
「DOWN HOODY」1万9800円/ナンガ×エンジニアド ガーメンツ(エンジニアド ガーメンツ 03-6419-1798)

一方の「DOWN HOODY」は、より日常的に取り入れられる軽量フーディタイプ。コンパクトな見た目に反して保温性は十分で、冬の冷気をしっかり遮断するスペックを備えている。アウターのインサレーションとしても、街使いのアクセサリー感覚でも使える汎用性の高さが魅力だ。

いずれのモデルも、防水透湿素材を採用し、悪天候でも快適に着用できる仕上がりとなっている。アウトドアスペックをきちんと備えながら、ロゴをそぎ落としたミニマルなデザインに仕上げた点も両ブランドらしいポイントだ。

いずれもカラー展開はパープル、カーキ、ダークネイビー、ブラックの4色。機能性とファッション性を高いレベルで両立させたラインナップとなっている。実用性と遊び心を兼ね備えたこれらのプロダクトは、冬のワードローブに新しい空気を持ち込んでくれるはずだ。

取扱店舗は、ENGINEERED GARMENTS Tokyo(東京・南青山)をはじめ、NEPENTHES OSAKA、NEPENTHES HAKATA、SOUTH2 WEST8 SAPPOROの各ショップに加えて、NEPENTHES ONLINE STOREでも展開される。

もはや3−WAY、4-WAYといった域を超えた“変形”という発想を武器に、スタイリングの可能性を一気に広げる今回のコラボレーション。“着る”だけでなく“組み替える”楽しさを持ったダウンウェアが、冬の新たな選択肢として加わることになりそうだ。
[問い合わせ]エンジニアド ガーメンツ03-6419-1798