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2025.12.07

ファッション

25年モノの501XX、藤原ヒロシに救われた505…ブランドPRが語るリーバイスの魅力とデニム史


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一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、思い出は積み重なり、愛着は増していく。そして、身につけるたび思い出は鮮明に蘇り、今の自分に新たな気づきをもたらしてくれる。

あらゆるブランドのプロモーションをサポートするティーニーランチの代表、久戸瀬崇裕さんが所有するリーバイスのジーンズコレクションは、まさにその境地の極みだ。ジーンズ一本一本が、彼の青春時代から成熟した今に至るまでの歴史を雄弁に物語っている。

 【写真22点】「ブランドPRが語るリーバイスの魅力とデニム史」の詳細を写真でチェック
紹介してくれたのは……
久戸瀬 崇裕(くどせ・たかひろ)●マムート、マスターキー、ブルーノオーディオなど、国内外のあらゆるブランド、メーカーのPRやイベント運営のサポートを行うティーニーランチの代表。釣りやオートバイ、楽器など趣味も多彩で、最近では金魚にハマり中。

久戸瀬 崇裕(くどせ・たかひろ)●マムート、マスターキーなど、国内外のあらゆるブランド、メーカーのPRやイベント運営のサポートを行うティーニーランチの代表。釣りやオートバイ、楽器など趣味も多彩で、最近では金魚にハマり中。

25年間連れ添う、若かりし頃の記憶が蘇る501XX


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久戸瀬さんの故郷は、言わずと知れたデニムのメッカ、岡山県。それもあってか、若い頃に抱いたジーンズへの憧れは強く、特にリーバイスは特別だったという。それは、25年間持ち続けているこの一本から滲み出ている。

「これは、僕の人生で最初に買ったリーバイスの501XX。手にしたのはたしか中学3年生の頃だったと思います。ただ、501XXとはいえレプリカでメイド・イン・ジャパンなんですよね。

もちろんヴィンテージは欲しかったですが、中学生なのでお金はない。高校に受かったタイミングで母が『何か買ってあげるよ』と言ってくれたので、『リーバイスのジーンズが欲しい!』とお願いしました。高校生の頃はうれしくてずっと穿いていましたね。たまに今でも穿くんですよ」。



リーバイスのジーンズを穿いてきた大人は数多くいても、“初めての一本”を今もなお穿き続けている人はそう多くないはずだ。ましてや25年以上も経てば、サイズの問題だって避けて通れない。

「当時はちょっと緩めでしたけど、今はノークッションぐらいで穿けるちょうどいい丈感。自分の体に合っているというか、ヒゲだったりアタリだったり、もうすべてが自分を投影しているような一本だと思います。お金に困ったときに稀少なヴィンテージを手放したこともありますが、これだけはどうしても手放せなくて」。

ヒゲやアタリはもちろん、各所に負ったダメージも久戸瀬さんが青春を共に過ごしてきた証として今も残っている。



「当時ずっとバイクに乗っていて、モンキーが相棒でした。この破れているところのほとんどが、バイクでこけた時の傷。よく友達の家のガレージに集まりバイクをいじっていたんですが、その時についたカストロールオイルの跡も消えずに残っています」。



久戸瀬さんは、これからもずっとこの一本と付き合っていく構えだ。

パンツ=リーバイス、アウター=サイズ、ニット=ガンジーニット、シューズ=アール

パンツ=リーバイス、アウター=サイズ、ニット=ガンジーニット、シューズ=アール


「この501はポケットのスレーキとかがボロボロで穴も開いちゃってるんです。でも、一度もリペアに出していないですし、今後も出す気はありません。最後まで自分のスタイルがこれだったと言える一本にしたい。なので、全体的にカジュアルには穿いているんですけど、今はどこかで綺麗さを求めています」。



「後染めのアウターはカジュアルな雰囲気ですが、ブラウンの色味がシックでデニムとの相性もいい。エヌハリウッドでパタンナーを担ってきた方が独立して立ち上げたブランドで、シルエットや作りがすごく考えられているんですよ」。


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