
「リジッドが好きな理由? 第一に“清潔感”ですよね」。
そう語るのは、「ベストジーニスト2025」受賞者のみなみかわさん。“色落ち命”だった青春時代を経て、大人になった今は濃紺デニムをこよなく愛する。さらに、「ヴィンテージは人から譲り受けたい」という独自の美学まで持つ。
自身の人生とリンクする相棒として、デニムとどう付き合っているのか。みなみかわさんによる笑えて沁みる、ちょっとクセありなデニム論をお届けしよう。
【写真9点】「『リジッドは清潔感、ヴィンテージは人から貰う(笑)』芸人・みなみかわが語るデニム愛!」の詳細を写真でチェック 「みなみかわ」流のデニム哲学

みなみかわ 1982年9月28日生まれ。芸歴20年を超えた今なお進化を続けるピン芸人。『ゴッドタン』や『水曜日のダウンタウン』などで注目を集め、独特の観察眼と感性で遅咲きながら確かな存在感を発揮している。YouTubeチャンネル「みなみかわ」では、デニムやレザー工場への訪問企画をはじめ、モノ作りの現場と真摯に向き合う姿が話題に。現在は、妻が代表を務める「株式会社ナンセ」を拠点に、芸人の枠を超えて多方面で活動中。
──改めまして、ベストジーニストの受賞おめでとうございます!ありがとうございます。ほんと、ありがたいです! まさか、自分が“デニムラバー”なんて言われる日が来るとは(笑)。でも、こうして注目していただけるのは、うれしいですね。

──今日穿いているデニムはどちらのブランドですか?デニムジャケットは「TCBジーンズ」で、ジーンズは僕が以前働いていた「ジェラード(JELADO)」のヤツです。上下セットアップっぽく見えますけど、実は別々のブランドなんですよ。たまたま色みが似ていたので合わせてみたら、意外といい感じで。そういう偶然のマッチングを楽しめるのが、デニムの面白さだと思います。
──リジッドをよく穿いていますよね。こだわりは?単純に好みですね。でもいちばんの理由は“清潔感”。昔は「デニムは洗わずに色落ちさせて育てる」みたいな風潮がありましたけど、大人なんでやっぱりちゃんと洗いたいじゃないですか(笑)。そうなると、濃いめのデニムのほうがシュッとして見えるし、清潔感もあるなって。
──今日の足元も印象的ですね。浅草近辺にあるブーツブランド「ブラザーブリッジ(Brother Bridge)」のヘンリー(Henry)というモデルです。ブーツの重厚感とスニーカーっぽさのバランスが気に入ってます。
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