▶︎すべての写真を見る英国発のアドベンチャーブランド「DEFENDER」が立ち上げたグローバルプロジェクト「DEFENDER AWARDS」において、世界7カ国から選ばれた最終候補56団体が発表された。
日本からは、絶滅危惧種の保護や自然再生、災害支援など、多様な社会課題に挑む8つの団体が選出されている。
地域のヒーローを支援する、新たなグローバルアワード

「DEFENDER AWARDS」は、地域の自然保護や人道支援活動に取り組むヒーローたちを称え、支援する新しい試みだ。
今年4月にスタートしたこのアワードは、「Land(環境保護・保全・再生)」「Sea(海洋種・沿岸環境の保全・回復)」「Wild(絶滅危惧種の保護・保全)」「Humanity(社会的弱者の支援)」の4つのカテゴリで構成され、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オーストラリア、南アフリカの7カ国で実施されている。
受賞団体には、活動を支えるための「ディフェンダー」1台に加え、支援金10万ポンド(日本は約2000万円)、そして専門家によるメンタリングが贈られる予定だ。
日本からは8団体が選出
日本の最終候補に選ばれたのは以下の8団体。それぞれが自然再生や地域支援の新たなモデルを提示している。
Land(環境保護・保全・再生)
・実生銀行(NPO法人 近自然森づくり協会)
・Nature Service(特定非営利活動法人)
・Next Commons Lab(一般社団法人)
・HUB&LABO Yakushima(特定非営利活動法人)
・一般社団法人ふるさとと心を守る友の会
Sea(海洋種・沿岸環境の保全・回復)
・一般社団法人UMITO Partners
・認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー
Humanity(社会的弱者の支援)
・一般社団法人OPEN JAPAN緊急支援プロジェクト
いずれの取り組みも、地域発の活動から世界に発信できる可能性を秘めている。例えば、ふるさとと心を守る友の会による福島での「被災牛放牧による里山保全」、UMITO Partnersの北海道での「藻場再生プロジェクト」、HUB&LABO Yakushimaが手掛ける屋久島での「地球再生カンファレンス」など、テーマもアプローチも多彩だ。
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