
“ハンパ丈パンツ”。その名のとおり、ちょい短めのレングスがポイント。でも、この絶妙な丈感こそがクセモノで、バランスを一歩間違えると野暮ったく&子供っぽく見えてしまう。
しかし、うまくハマればシルエットに個性が生まれ、ぐっと洒落感がアップする。ここでは、そんな難易度高め(?)なボトムスを上手にはきこなす3人をご紹介。その攻略法をひも解いていこう。
【写真7点】「難易度高め(?)な“ハンパ丈パンツ”の攻略法を3人のスナップで」の詳細を写真でチェック① 大人見えの革靴で全身を品良くまとめる

ブルゾン=ギャップ Tシャツ=アディダス パンツ=カッパ シューズ=ドクターマーチン 眼鏡=トムフォード 靴下=ニューバランス
▶︎金村さんのスナップをすべて見る金村大輝さん(36歳)トップバッターは白のハンパ丈パンツを品良くはきこなす30代。ブランドはカッパからセレクトした。カーキのブルゾンに合わせたシンプルな装いだが、真骨頂は足元にあり。
選んだのはスニーカーではなく、あえてのドクターマーチンの外羽根レザーシューズ。この効果によってコーデ全体にシックな重みが加わっている。ややヤングな印象になりがちなハンパ丈パンツこそ、大人見えする靴選びが重要なのだ。

② ハンパ丈はスニーカーを主役に引き立てる

Tシャツ、ピアス、バングル、リング=すべてノーブランド パンツ=リフォメッド シューズ=バレンシアガ 帽子=ハローサンライズ 眼鏡、腕時計=ともにオークリー バッグ=オーレンド
▶︎YZEnt.さんのスナップをすべて見るYZEnt.さん(37歳)“ハンパ丈パンツ”は、全身のシルエットを軽快に見せるだけじゃない。自慢のスニーカーを主役に引き立てる効果もある。
その好例がこちら。ハンパ丈のカーゴパンツに、ボリューム感のある黒スニーカーを合わせた着こなしだ。裾とスニーカーの間に生まれる“間”が、コーディネイトにリズムを生み出している。
ちなみに足元はバレンシアガ。インパクトのあるデザインをしっかり見せる、この丈感が絶妙なのだ。

③ ミニマルコーデこそ、ハンパ丈で個性を

Tシャツ=不明 パンツ=シーディージー シューズ=サロモン
▶︎針生さんのスナップをすべて見る針生拓真さん(37歳)Tシャツ、パンツ、スニーカー。以上! そんな潔いシンプルコーデこそ、シルエットで魅せるのが上級者の流儀だ。針生さんの選んだ“ハンパ丈パンツ”はシーディージー、いまの気分にフィットするワイドシルエット。たったそれだけで、全身にリラックスとこなれ感が漂う。
さらにパンツとスニーカーを同色、かつ光沢感のトーンまで揃えて統一感もプラス。ミニマルな装いを豊かに見せる、まさに巧者の一手だ。

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一見むずかしそうな“ハンパ丈パンツ”も、シルエットと足元のバランスをつかめば即・洒落者確定。この秋は、いつものパンツを少し短めに。個性をプラスできる“ハンパ丈”で、コーディネイトに差をつけよう。