ブルーを基調にしたコーディネイト。セットアップで着る場合は、上半身はコンパクトに抑えることを意識。「インナーのシャツは、タックインで着こなしてもいいかも」と野村さん。足元はドクターマーチン × エンジニアド ガーメンツのスエードブーツで大人っぽくアレンジした。デニムジャケット5万2800円、デニム3万5200円/ともにナナミカ(ナナミカ代官山 03-5728-6550)。シャツ=ナナミカ × ギットマン・ブラザーズ ブーツ=ドクターマーチン × エンジニアド ガーメンツ キャップ=クーパーズタウン
そんななかプッシュしたいのがブランドの定番として展開する、このショート丈のデニムジャケットとワイドなデニムパンツ。
ヴィンテージさながらのデザインに、スポーツブランドの最新技術を駆使するというアプローチで、好評をいただいています。どちらも1940年代のヴィンテージがデザインソース。
そして製作はもちろん、世界に誇るデニムの聖地、岡山の工場に依頼。味のある表情の出し方に、2mm幅の玉縁など細やかで美しい縫製……服好きならば、これを眺めつつ焼酎3杯はいけちゃうかも(笑)。

その一方で生地は、ポリエステルの芯に綿糸を巻きつけた「Core-yarn」を採用。綿100%のようなタッチや風合いを楽しめつつ、想像以上の軽さを体感できます。
速乾性にも優れるからケアも簡単。またパンツにはガゼッタクロッチを設けて足捌きをよりスムーズに。こうした快適性の追求には、私たちの原点であるスポーツブランドの技術が活かされているんです。
さらには今季から使用するポリエステルをバージン素材からリサイクルに変更するなど、環境への影響を抑えた素材選びや製作工程を可能な限り徹底しています。
服の味を生み出す職人技、先進技術による快適性、現代に不可欠なエシカルな観点。こうしたさまざまな側面から世代やジェンダー、国境を超えて楽しめるデニムに仕上がったと、胸を張って言える代物です。
OCEANS11月「やっぱりデニムは、人だ。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!