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坪井さんの気になる“今”のライフスタイル


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――話は変わりますが、OCEANS読者は子育て世代も多いです。坪井さんにとって「家族」とは?

坪井 僕は家族と一緒にいると、自然と心がオフになるんです。仕事は楽しいけれど、やっぱりどこか気が張ってる。だからこそ、家族との時間はとても大切にしていますね。現役のときも、家ではあまりサッカーの話をしませんでした。今も仕事の話を少しすることはあっても、基本的には家に持ち込まない。それが自分のリズムになっているんです。


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――子供たちと関わるなかで影響を受けることはありますか?

坪井 めちゃくちゃあります。純粋にボールを追いかけてる姿を見ると、初心に返ります。楽しむ気持ちって大人になると忘れがちですし、子供たちから学び直してますね。

――今のご自身にとって仕事とは、そしてこれから挑戦したいことは?

坪井 メディア出演にサッカーの普及活動。どれも刺激的で、新たな自分を探しているような感覚です。特にメディアの仕事では「楽しそうにやってるな」って子供たちに思ってもらいたいですね。「元・スポーツ選手」という経歴を今の姿から知ってもらって、サッカーに興味を持ってくれたらうれしい。

これからのことは、サッカー以外にも地域や自然、人との触れ合いをテーマにした仕事にもっと関わっていきたい。山口県の情報番組で散歩ロケも担当して、人としての興味が広がったんです。サッカーにルーツを持ちながらも、その枠にとらわれずに活動できればと。



――今日は突然の突撃にもかかわらず、たっぷりお付き合いいただきありがとうございました!

坪井 こちらこそ! 茅ヶ崎、もっと好きになってもらえたら。次は温泉巡りでも一緒に行きましょうか(笑)。




温泉とお酒、そして家族。サッカーひと筋だった日々を経て、茅ヶ崎で見つけた等身大のオフタイムが、今の坪井慶介さんを支えている。そこには「無理しないお洒落」と同じく、自然体で楽しむ大人の生き方が息づいていた。

軍記ひろし=写真 池田鉄平=取材・文

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