山口・上関の浜を支える若手漁師たち

「スーパーに並ぶ魚の向こうに、漁師たちの姿を思い浮かべてほしい」。
そう語ったのは、山口県上関で祖父の代から漁師を営む小濱一也さんだ。仲間の上田健悟さんとともに、この日も海の現状を訴えた。
「私は昔の浜の活気に憧れて漁師になりましたが、いまは高齢化や後継者不足、資源の減少で、かつての勢いは失われています」。

上田さんは漁師歴8年ながら、組合では最年少。高齢化がいかに深刻かを物語る。
2人は未来の資源を守るため、県の基準よりも厳しい規格で小型魚を放流し、子ども向けの放流体験も行っている。また、藻場を食い荒らすアイゴを活用するため、その日のうちに下処理をしたうえで飲食店に提供。県と連携し資源調査を行うほか、出張イベントを通して海の現状を広く発信するなど、本業の傍ら、積極的な活動を続けている。
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