OCEANS

SHARE

advertisement
  1. トップ
  2. ライフ
  3. 万博で誕生する未来の科学者たち。「イノカ」と一緒にサンゴと向き合った子供たちの一週間

2025.10.03

ライフ

万博で誕生する未来の科学者たち。「イノカ」と一緒にサンゴと向き合った子供たちの一週間


advertisement

連載「The BLUEKEEPERS Project」とは……

2025年夏、大阪・関西万博の「ブルーオーシャン・ドーム」に集まったのは、小学生から高校生まで約500人。彼らの目の前に用意されたのは、生きたサンゴ「クサビライシ」である。「サンゴの好きをもっと探し出せ!」と銘打ったプログラムは、イノカが手掛けたシチズンサイエンス(市民科学)の試みだ。

彼らが集めた118件の観察データは専門家と分析されたあと、「世界初のサンゴの食性に関するシチズンサイエンス論文」へと昇華する予定だという。
advertisement

▶︎すべての写真を見る

5つのステップで、研究者になりきる



プログラムはシンプルにして壮大。子どもたちは研究者さながらに、こんな体験をした。
学ぶ:サンゴの生態についてレクチャーを受ける。
仮説を立てる:「餌の大きさや重さで摂食速度に差が出る?」というテーマを確認。
実験する:実際にサンゴへ餌を与え、その動きを観察。
記録する:スマホで動画を撮影し、行動をシートに細かく記録。
集める:チームごとに結果をまとめ、全体で共有。
「自分の考えたエサをサンゴが食べてくれて、本物の研究者になれたみたいでうれしかった」。参加した子どものリアルな感想が、この体験の価値を物語っている。
2/2

次の記事を読み込んでいます。