
「ナナミカ(nanamica)」は、アウトドアやスポーツウェアの要素を再構築し、「街で着られる機能服」を提案してきた。「七つの海の家(七海家)」という由来が示すように、海のマインドを根源に抱くブランドである。
街角をふと見渡してみると、このブランドの“パンツ”愛用者をチラホラと発見。どんなコーデで着こなしているのか、ここで紹介したい。
【写真9点】「海風薫る“ナナミカ”のパンツは街使いにも最適なのだ!」の詳細を写真でチェック① 自作トップスの脇役にナナミカを

トップス=オリジナル(自作) デニム=ナナミカ サンダル=ビルケンシュトック
▶︎Ryu Kyung Hoon(ユ・キョンフン)さんのスナップをすべて見るRyu Kyung Hoon(ユ・キョンフン)さん (34歳)潔い白のロンTに、ナナミカの上質なデニムを合わせたワンツーコーデ。自ら手がけたトップスはシンプルながらも、彼の趣味であろう服を作る楽しさと喜びが滲む。サイズ感もものすごくいい感じ。
濃紺のデニムは光を受けて深い艶を見せ、ラフなサンダルが抜け感を演出。機能やトレンドではなく、自分の心地良さを優先する。そんな服選びが実にこなれている。

② 青のグラデーションが冴える着こなし術

ジャケット=エッセイ Tシャツ=モンケメル パンツ=ナナミカ シューズ=ワクワ キャップ=ポテン
▶︎Kim DongSeok(キム・ドンソク)さんのスナップをすべて見るKim DongSeok(キム・ドンソク)さん (29歳)
発色豊かなブルーのジャケットに、マリンボーダーのTシャツ。トーンを揃えたブルーのグラデーションが立体感を生む。男らしくも爽やかで涼やかなスタイルだ。
ナナミカのパンツが持つゆったりとしたワイドシルエットが全体のリラックス感を支え、シティウェアでありながら“海の香り”を感じさせる。裾にできた溜まりも絶妙。キャップとスニーカーでアクティブさを添えながら、あくまで主張は控えめなバランス感覚も流石である。
日常にすっと馴染むコーデに、ナナミカは相性が良い。


③ ミニマルな白黒スタイルにナナミカを

Tシャツ=フリークスストア パンツ=ナナミカ シューズ=ヴァンズ 眼鏡=アイヴァン 腕時計=ブライトリング
▶︎赤井さんのスナップをすべて見る赤井俊介さん (45歳)無地の白Tにブラックのワイドパンツ。今の大人が目指すミニマルの究極形だろう。ナナミカのパンツが持つ独特の光沢と立体感が、単調になりがちな白黒スタイルに奥行きを生む。
「アイヴァン」のアイウェアと「ブライトリング」のウォッチで、エレガントなムードを出しているの好印象。無造作でいて、完成されたバランス感。ナナミカが描く“機能服の余白”を端的に表現した着こなしだ。


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「便利な道具」でも「主張の手段」でもなく、自分を穏やかに整える服。ナナミカというブランドが、日々の風景に自然に溶け込む理由が、この3人の着こなしにすべて表れていた。