
スニーカーブームと連動でもしているのだろうか。どういうわけかトレンドの波に左右されがちなストリートブランドの雄、シュプリーム。当然、わきまえている大人”なら流行り廃りで一喜一憂などせず、自分のペースで自由にシュプリームを楽しんでいる。以下、40〜50代の3名がその好例だ。
【写真6点】「大人に相応しいシュプリームコーデ3選!」の詳細を写真でチェック ① “シュプ”のキャップ&シャツで作る、ステイヤングコーデ

シャツ、帽子=ともにシュプリーム Tシャツ=バブアー パンツ=ザ・ノース・フェイス シューズ=バブアー×フラワーマウンテン 眼鏡=マックスピティオン バッグ=ドゥセー 腕時計=アップル
▶︎竹内さんのスナップをすべて見る竹内一樹さん(57歳)シュプリームのシャツ&キャップで作り上げた、ステイヤングな大人のお手本的な装い。パープルのシャツを主役に、ミニバッグやスニーカーで巧みに色を合わせた。
さらによく見ればキャップのカラーもシュータンで拾うなど、カラフルな合わせだからこそ徹底的に統一感を意識。いくつになってもフレッシュな遊び心を忘れない、良い大人のマインドを余すことなく表すコーデ&スマイルだ。
ちなみにこの方、弊誌Web版でも長らく「人気スナップランキング」でトップに君臨。やっぱり格好いいもんね。

② シュプリームとリーバイスのデニム・オン・デニム

Gジャン=シュプリーム デニム=リーバイス スニーカー=ヴァンズ 眼鏡=ジンズ
▶︎トクさんのスナップをすべて見るトクさん(41歳)シュプリームのGジャンにリーバイスのパンツを合わせたデニム・オン・デニム。ブランドはもちろん、インディゴの濃度も違うデニム同士をうまくバランスし、端正なアメカジスタイルに昇華した。
特にGジャンのほうは第一ボタンまでしっかり留め、袖はラフに捲り上げるなど、ニュアンスの付け方が実にこなれていて秀逸。色の落ち具合もサイズ感もナチュラルだし、リーバイスの相棒に相応しい一着に見える。シュプリームって、本当にアイテムのレンジが広い。
③ 精鋭ストリートブランドのなかで主役を張った“シュプロゴT”

Tシャツ=シュプリーム パンツ=タイトブース シューズ=ナイキ×オフホワイト 帽子=サカイ×ダブルタップス バッグ=ラミダス×フラグメント ネックレス=アンブッシュ ブレスレット=トムウッド リング=ボルトルーム
▶︎嘉山さんのスナップをすべて見る嘉山圭樹さん(45歳)抜群の支持率を誇るストリートブランドを巧みに活用。役者揃いのコーデでメインを張ったのがシュプリームのロゴTだ。近年、パープルを挿し色にする洒落者が増えているのは気のせいではないはず。
目線を下げてみると、タイトブースのクロップドパンツがナイキのレアスニーカーの存在感を強調。フラグメントとのコラボバッグもアイキャッチで、静かに主張するサカイ&ダブルタップスのダブルネームキャップも見逃せない。

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流行を追いかけるのではなく、自分のスタイルに溶け込ませる。40〜50代が着こなすシュプリームは、その成熟した余裕に見事溶け込んでいた。ブランドに飲み込まれるのではなく、あくまで自分のペースで楽しもう!