
秋が深まるにつれ、コーデの主役アウターに返り咲くのが「Gジャン」だ。定番中の定番だが、合わせ方ひとつで印象はガラリと変わる。今回は、リーバイス、リー、シュプリームのGジャンを自在に操る3人の洒落者をピックアップ。王道を自分の手にするヒントを探ってみた。
【写真9点】「秋コーデに「Gジャン」どう使う?リーバイス、リー…定番を自分のものにする方法」の詳細を写真でチェック① オールブラックコーデに「リー」のコラボ作

Gジャン、デニム=ともにリー×ナノユニバース Tシャツ=ナノユニバース シューズ=フット・ザ・コーチャー 帽子=ニューエラ 眼鏡=カネコオプティカル 腕時計=セイコー リング=メゾン マルジェラ
▶︎金子さんのスナップをすべて見る金子遼平さん(32歳)
上下を「リー×ナノユニバース」のGジャンとデニムで揃えた潔いセットアップスタイル。ボリュームを抑えたサイジングと、足元のレザーシューズの艶感が大人らしさを後押しする。。重くなりがちなブラックデニムを、鮮やかなブルーキャップで軽やかに。武骨になりすぎない、知的なGジャンスタイルの好例だ。

スカーフやキャップといった小物は青で統一。きめ細やかな配慮が洒落者への第一歩だろう。
② 色落ちリーバイスで、王道アメカジを今の空気で

Gジャン、デニム=ともにリーバイス Tシャツ=ナンガ スニーカー=ヴァンズ 帽子=ザノースフェイス サングラス=ノーブランド 腕時計=ロレックス
▶︎萩原さんのスナップをすべて見る荻原 敦さん(46歳)ヴィンテージ感漂う「リーバイス」のGジャンに、濃紺デニムを合わせた王道のデニム・オン・デニム。しかし、随所に今を感じさせるポイントがある。それは、手首のシルバーアクセ、そしてキツめなバイザーのキャップである。小物使いによって生まれる抜け感が、アメカジを現代的にアップデートしているのだ。
腕元のロレックスも品が漂っていい感じに映えている。
③ ストリートな温度感を感じる「シュプリーム」

Gジャン=シュプリーム パンツ=リーバイス スニーカー=ヴァンズ 眼鏡=ジンズ
▶︎トクさんのスナップをすべて見るトクさん(41歳)最後に紹介するのは、「シュプリーム」のGジャンを主軸にしたコーデ。インナーには黒T、ボトムスは太めのブラックデニムを抜擢し、ブランド特有のストリートマインドをグッと引き立てている。腰から覗くシルバーのウォレットチェーンやスリッポンが、自然体の色気を添え、好印象だ。

チェッカーフラッグ柄のピスタグは、ヴァンズのスケートボードラインである証左。シュプリームと呼応し大人のスケートスタイルに。
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デニムジャケットは、トレンドを超えた「男の定番」。だが、色・形・合わせ方次第でその人の個性がはっきり出る。リーで端正に、リーバイスで王道に、シュプリームで自由に。この秋は、自分らしい一着をどう着こなすか、あなた次第だ。