
行楽、そしてスポーツの秋。そんな時流に乗ってか乗らずか、アクティブな「ウエストバッグ」が注目されているようだ。手ぶら派の常套手段として重宝されるのは、これまで同様。ただし、街では個性的な掛け方も散見。真似したくなる洒落者の手法3件、いってみよう。
【写真10点】「ウエストバッグをセンス良く取り入れたコーデ」の詳細を写真でチェック① ウエストバッグ込みで絵になるトップスレイヤー

Gジャン=リー カットソー、パンツ、靴=すべて不明 バッグ、眼鏡=ともにヴィンテージ
▶︎遠藤さんのスナップをすべて見る遠藤雅士さん(27歳)短丈の白いGジャン&タックインしたインナーに、まるで付属品のように寄り添うブラックレザーのウエストバッグ。しかもヴィンテージをディグ。圧巻の審美眼だ。
雰囲気十分のコンパクトなトップスレイヤーに、パープルサテン調のワイドスラックスをミックスした手腕も鮮やか。で、ソックスも紫でグラデを演出。ジーニアス。


② フツウを飛び越える鮮やかな素材ミックス

シャツ=ウィーウィル パンツ=メゾンミハラヤスヒロ サンダル=テバ バッグ=ポーター
▶︎田中さんのスナップをすべて見る田中 舜さん(32歳)ドレープが美しいテロっとしたシャツと、ツヤのあるベージュチノーズをセット。オーセンティックな合わせが素材感で見違えた、手練れの上品コーディネイトだ。
ご存知「タンカー」を纏う微光沢も、ウェアに引っ張られる形でドレッシーなグロッシーに。これ、ウエストバッグではなくそもそもボディバッグ……。なんてツッコミは野暮よ!


③ リーバイスの上下にさらっとカットイン!

ジャケット、デニム=ともにリーバイス Tシャツ=トイレット スニーカー=ナイキ 眼鏡=ジンズ バッグ=アークテリクス
▶︎清水さんのスナップをすべて見る清水祐哉さん(34歳)コーデュロイジャケット&ブルーデニム。リーバイスでまとめたアメカジの王道ビジュアルに、アーバンアウトドアの覇者アークテリクスのウエストバッグがカットイン。痺れる。
ウエストバッグをあえて首からぶら下げ、ユルさを演出する点もグッドセンス。靴とともに黒で揃えて装いに芯を通したやり口も、紛れもない洒落者の証左となる。


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文字通り、ウエストバッグは腰に巻くのが当たり前。でも、いつもありきたりじゃつまらない。自分なりのセレクトで、気分重視のやり方で、ナチュラルに遊ぶ。これ、バッグの使い方に限らずファッションのキモ。ゆめゆめお忘れなく。