最上川、富士川、球磨川。フランス、トルコ、中国料理……。世に伝わる“三大”のなかでも、ファッション界のエターナルな3つをお忘れなく。デニム、チノ、軍パン。その抜群の安定感を楽しみつつ、かつフレッシュにアップーデートできれば。装う喜びは最大に。
【写真10点】「三大定番パンツのアップデート例」の詳細を写真でチェック① ベーシックながら、個性をさりげなく主張
Tシャツ＝シティーカントリーシティー パンツ＝ジェイダブリューアンダーソン シューズ＝アディダス 眼鏡＝プロジェクトプロダクト ネックレス＝ノーブランド
▶︎伊波さんのスナップをすべて見る伊波辰郎さん（52歳）自然なシワ感とワイドなシルエットで、オーセンティックな魅力を放つチノーズ。やや短めの丈を選ぶことで軽快さが加わり、無意識に垢抜けた表情を生む。
装いはベーシックに、かつ個性を散りばめて。黒と白でまとめて、バックプリントや首元のアクセサリーでさりげなく主張。このくらいの塩梅が、大人にちょうどいいよね。
② ゆるっとまとめてモダンに仕上げ
シャツ＝ラルフ ローレン パンツ＝不明 シューズ＝ヴァンズ 帽子＝ニューエラ 眼鏡＝オウン バッグ＝シーピーシーエム
▶︎吉濱さんのスナップをすべて見る吉濱正行さん（53歳）やや変化球的なファティーグ調のブルーデニムを、シャツ界の横綱“ラルフ”のB.D.とともに。ただし、シルエットにひと工夫。ゆるっとまとめてモダンに仕上げた。
ペールイエローとフェードした青のコントラストを、茶系の小物でカバーしたカラーパレットも素敵。ナチュラルに若々しく、一方で落ち着きもキープ。グッドバランス！
③ 細部まで抜かりなき、優しいミリタリー
シャツ＝コロニークロージング Tシャツ＝ヘインズ パンツ＝古着 シューズ＝パラブーツ 眼鏡＝ディグナクラシック 腕時計＝ヴァーグウォッチ×セカンド バングル＝ノーブランド
▶︎ホンダさんのスナップをすべて見るホンダさん（31歳）リラックス感抜群のアノラックシャツと、柔らかな風合いの軍パン。ワイルドとは一線を画す優しいミリタリースタイルに、インナーの白で“ヌケ”を加えた。
アンティーク薫る時計選び、質実剛健な靴選び。シンプルながらに説得力の高いセレクトで、細部も抜かりなく。時代に流されないスタイルを感じる。
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定番こそアップデートを欠かさずに。それが、スタイルを保ちつつ好奇心を忘れない大人の嗜みであり、残念ながらモノの幅がレディースに比べて多くないメンズファッションの矜持だったりもする。さあ、これからも自分らしく！
