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キクチ 今回は、自分が欲しかったり、着たいなって思った服たちを紹介したよ。
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ハラ 秋はベルベットとかコーデュロイとか、素材感を楽しめるのがいいよね。アウターも引き続きアメカジではあるけど、素材と配色が変わってきた。ピンポイントでいくとダック地とレザーが戻ってきてる。色味はグラデーションがおすすめってことだね。

カットソー 2万5300円/イレーヴ(イレーヴ 03-5785-6447)

カットソー 2万5300円/イレーヴ 03-5785-6447


キクチ このイレーヴのヘンリーネックカットソーも、ボタンを全部開けてTシャツを入れたりして着るとお洒落だと思うな。

ハラ いいね〜。
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キクチ ただし、サイズ選びは間違えないように。

ハラ シャツにTシャツだったのが、ヘンリーになるだけでガラッと雰囲気が変わるよね。襟元にニュアンスを付けられる。昔のアメカジでもやってたけど、そこのバランスを変えていくっていうのがトレンドとしては感じるな。

キクチ まだまだ暑いけど、いまからチェックしておかないと欲しいときには売り切れちゃう。その辺りをイメージしながらチョイスしてもらえるといいと思うな。

ハラ そうだね。

キクチ あとは、マーカの石川さんのYouTubeチャンネルも参考になるから、ぜひチェックしてみてほしい。



ハラ 本当に勉強になるよね。今度、教えてもらいに行きたいくらいだよ。

キクチ シルクのMA-1の話も聞かせてもらったけど、モノに対しての感動がより一層増す。

ハラ そういう背景のストーリーを聞くと、技術を提供してくれた人に対して、どこまでお返しができるかっていうことまで含めてファッションになりつつあるよね。購入する人の権利もあるけど、そこをきちんと理解していくのかとか。

キクチ 興味と動機が生まれてくるよね。そうするともっと服を愛せるし、長く大事にできるのかなって思うな。

ハラ 消費的に着ることも否定はしないけどね。トレンドは移り変わるから、「トレンド=消費」って思われがちだけど、そうではないっていうことも含めてキクチ先生の解説をみてもらいたいな。



キクチ ちなみに、昨年のトレンド回を見てもらうとわかるけど、あまり変わってないんだよね(笑)。

ハラ ぶっちゃけ、メンズのトレンドってそこまでガラッと変わらないんだよね。

キクチ だからこそ特徴的なものを選んで、その中でもオーシャンズが好きな人たちに響きそうなアイテムを紹介したよ。

ハラ オーセンティックなものに戻ってるとか、ツイード素材みたいな英国気分が戻ってきてるのかなって思う。誌面やほかのweb記事も見て、ぜひ今季の参考にしていただければと思います。

キクチ ありがとうございました!


新澤 遥=写真 Yu Watanabe=文

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