
先に言っておくと、今回紹介する3人はみんなTシャツ&パンツというラフなスタイル。それでも格好良く見える理由は、こだわりのブランド選びにあると思う。ぱっと見は普通なんだけれど、確かにちょっと違う。シンプルでクリティカルな数奇者の装いに迫る。
【写真10点】「シンプルに見えてブランド選びにこだわりあり!ファッション好きな20代~50代をスナップ」の詳細を写真でチェック① シンプルをブナンに見せない、気が利いたセレクト

Tシャツ=シティーカントリーシティー パンツ=ジェイダブリューアンダーソン シューズ=アディダス 眼鏡=プロジェクトプロダクト ネックレス=ノーブランド
▶︎伊波さんのスナップをすべて見る伊波辰郎さん(52歳)アームは太め、ネックは詰まり気味。で、インパクトのあるグラフィックが堂々と。デザイナーを公開しない人気ブランドのTシャツに、ワイドなチノーズをさらっと合わせた。
ベーシックながらに絶妙なハンパ丈が楽しい1本は、ユニクロのコラボ相手にも抜擢され、ロエベでも辣腕を振るったジョナサンによるもの。カユいところに、手が届きまくり!


② 少ない手数ながら、精鋭たちが声高に主張

Tシャツ、パンツ=ともにダブルタップス シューズ=ニューバランス×キス 眼鏡=レイバン バッグ=サカイ×ポーター ネックレス=トムウッド ブレスレット=ノーブランド
▶︎佐々木さんのスナップをすべて見る佐々木宗興さん (45歳)気軽な白のポケTとグレンチェックのスラックスは、ダブルでダブルタップス。色柄のギャップを満喫しつつ、ルーズなサイジングによってストリートな雰囲気で包み込む。上手。
アクセント効果を生むミニバッグやスタイルの結びとなるシューズには、それぞれファン垂涎のコラボアイテムを投入。精鋭揃いの少ない手数で、静かに“好き”を主張する。


③ さらっとミニマル。でも確信的なモノ選び

Tシャツ=古着 デニム=ドリスヴァンノッテン シューズ=メゾンマルジェラ 眼鏡=ジュリアスタートオプティカル 腕時計=ロンジン ネックレス=ノーブランド リング=ティファニー
▶︎宮崎さんのスナップをすべて見る宮崎涼司さん (28歳)アラスカ州の旗と地図を描くブルーのTシャツに、濃紺のワイドストレートデニムをセット。色合わせ、そして古着とドリズヴァンノッテンの組み合わせもまた確信的だ。
さらにTシャツの星と同調するかのように、“マルジェラ”の靴とロンジンのシンプルな金時計がキラリと輝く。見目麗しい、ストーリーを感じさせるコーディネイトだ。


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限られたアイテムで洒脱に装うためには、より繊細な感覚が必要になる。ある意味で誤魔化しが効かない軽装こそ、洒落者にとっては腕の見せどころなのかも。そんなことを再認識させる、こだわりのブランド選び。あなたもぜひ、ご参考に。