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ウィメンズこそ面白い! リーバイスレッドで広がる選択肢


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体格的な特徴から、はきたいモデルを諦めた経験がある人も多いだろう。猿渡さんも身長は180cm近く、手足は細いが足が大きい。バランスを取れる一本がなかなか見つかりにくかったという。そんな彼を救ったのが、まさかのリーバイスレッド。ウィメンズだった。



「これはウィメンズでウエスト28。サイズが合わないものを無理にはくことをやめようと思っていたタイミングで出合いました」。
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ウエストをベルトで締めすぎるとシルエットが崩れる。当時の彼はそれが嫌だったと話す。

「これはウィメンズだから腰回りは細いんですが、レングスに程よいゆとりがあるのでラクにはけます。めちゃくちゃはいているので生地も柔らかくなっていて、しかもタックが入っているのが面白いんです」。

原理主義者から見れば「邪道」かもしれない。だが、彼は「はき心地も含めしっくりくる」と、心地よさを優先する。




「メンズとウィメンズのデザインやシルエットはだいぶ異なるけど、僕はサイズ問題が第一なのでそこは気にしません。むしろ、ウィメンズはパンツの形のバリエーションが豊富なのも面白いんですよ」。
 


そんなウィメンズのリーバイスレッドに合わせるのは、作り手の顔がよく見えるアイテム。

パンツ/リーバイス、シャツ/エルチェレ、Tシャツ/オリジナル※友人と一緒に製作したもの、シューズ/パラブーツ

パンツ=リーバイス シャツ=エルチェレ Tシャツ=オリジナル※友人と一緒に製作したもの シューズ=パラブーツ


「『それ、どこのブランド?』と突っ込まれるのが面倒で(笑)。最近はどこのかわからない服か、友人の作った服ばかり着ています。リーバイスレッドのフレア気味のシルエットは、やはりワークやウエスタンがキーですから、ほんのりネイティブ感が漂うアイテムと気が合いますよね」。




猿渡さんは、リーバイスの魅力を「親しみと匿名性」と語る。

「スタンダードな存在だからこそ、リーバイスをはいていることが過大なメッセージにならず、変に突っ込まれないで済む。個人的にはそれがうれしいですね」。

偉大な歴史をリスペクトしつつも、それに縛られることなく、自分の身体、自分の経験、自分のライフスタイルに正直に選択する。猿渡さんのデニム選びは、スタンダードを現代的に楽しむことを教えてくれる。

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