ストリート出身ならではの自由なチョイス
年齢を重ねれば時代も変わり、リーバイスとの付き合い方も変化する。かつてはドライに接していたリーバイスのジーンズも、30歳を過ぎる頃にはより身近な存在となった。その時期に購入した2本のうちのひとつが、こちらのモデルだ。


「表参道のサンタモニカで買いました。マネキンがはいていたものをわざわざ外してもらい、試着させてもらったんです。それくらい最初から“これだ”と直感しました。実際にはいてみたら案の定、サイズもピッタリでしたね」。


ジーンズにはリペアが施されており、雰囲気も魅力だったという。
「もともとリペアされていて、その感じがめちゃくちゃ良かったんですよ。僕自身、20代の頃は破れては直してを繰り返していたので、そこにも惹かれました」。
水村さんが選ぶジーンズは基本的にレギュラーストレート。先に紹介したリペアデニムもそのスタイルだ。ただ時には、これまでの「好き」を超えて、好奇心に突き動かされることもある。その象徴が517だ。


「517を腰で穿いて、ネックのゆるいTシャツを合わせるスタイルが、ほんの数カ月だけ自分の中で流行ったことがあったんです。その衝動で買った一本ですね。フレアはクセが強いイメージですが、これはウエストが太めなのでシルエットがそこまで強調されない。腰履きしてワンクッションさせれば独特のラインも気にならず、むしろ“ちょっと広がった雰囲気”を楽しめました」。
5/6