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「負けは糧。UFC王者へ、巻き返しのシナリオはもう描けている」


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「せっかくなので、ジムまで一緒に行きましょう〜!」。

これから練習に向かうという鶴屋さんの粋な計らいで、ジムも見学させていただけることに。




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――雰囲気のあるジムで、我々も気が引き締まります。次はニャムジャルガル・トゥメンデムベレル選手との一戦が予定されていますね。

鶴屋 前回の試合で初めての敗戦を経験して、今回が復帰戦になります。“もう一度負けたらヤバいんじゃないか”って思ってる人もいると思います。

でも、自分としては“誰が見ても納得できる勝ち方”を見せたいです。日本人らしく、一本かKOでスカッと勝って、しっかり会場を沸かせたいですね。アグレッシブに攻めて、確実に勝ちを掴みます!



――今後のビジョンはどう描いていますか?

鶴屋 前回自分が負けたジョシュア・ヴァン選手が今やランキング1位で、タイトルマッチも決まってる。正直、大きく差をつけられたなって実感しています。

でも、そこを追いかけるのが今のモチベーション。来年にはトップ選手たちと渡り合えるポジションにいたい。それが自分の理想です。





──最終的なゴール、「UFC王者」になるタイミングは?

鶴屋 絶対に20代のうちにチャンピオンになりたいです。できるだけ早くベルトを獲って、そのあと防衛戦、もし機会があれば2階級制覇も狙いたい。そのために、これからの4〜5年が本当に勝負。やるしかないですね。


鶴屋 怜つるや・れい
2002年6月22日、千葉県柏市生まれ。THE BLACKBELT JAPAN所属。幼少期から柔術とレスリングに親しみ、高校時代にはレスリングの世界大会出場、団体戦で全国優勝を果たす。アマチュアMMAで経験を積み、2021年2月「DEEP 100」でプロデビュー。2022年12月「PANCRASE 330」で第7代フライ級王者・猿飛流を破り、第8代キング・オブ・パンクラシストに輝いた。2023年「ROAD TO UFC」で全勝優勝を果たし、2024年6月「UFC 303」でのデビュー戦では圧巻の勝利。現在、プロキャリア11戦10勝1敗。ROAD TO UFC シーズン4準決勝のスペシャルセミメインで、ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルとの対戦が予定されている。

佐藤ゆたか=写真 池田鉄平=取材・文

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