リンを含む添加物にご注意!
──ほかにも気をつけることがあれば教えてください!もうひとつ気をつけるポイントは「食品添加物」です。食品添加物の中には、リンを含むものがあります。加工食品を買う時には、パッケージのラベルを見て、どんな添加物が使われているかチェックしましょう。
──成分表示を見るクセをつけたほうがよさそうですね。「リン酸塩」の他にも、pH調整剤、乳化剤、かんすい、膨張剤、ベイキングパウダーなどもリンを含む添加物です。これらの添加物が使われている加工食品を控えるだけで、リン摂取量をやはり2〜3割減らすことができます。
“知って選ぶ”が減リン生活のカギ!
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──“減リン生活”を成功させる秘訣はありますか?やはり「正しい知識」を身につけることです。たとえば、チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。プロセスチーズは、リンを含む添加物が使われている場合がありますが、この知識があれば、どちらをチョイスすべきかは明確でしょう。
ただし、チーズは動物性食品(乳製品)ですし、特にリンが多く含まれているので、食べる量には注意しましょう。また、たとえば忙しくてランチをコンビニで買って済ませたいような時でも、食品ラベルをチラッと見て、なるべくリンを含む添加物が使われていないものを選ぶといった選択ができるようになります。
また、ソーセージやハムなど加工肉にはリンを含む添加物がよく使われていますが、食べる前に、熱湯に10秒ほどくぐらせることで添加物を少し除くことができます。ひと手間ですが、そうやって減リンを意識してほしいと思います。
──今後は買い物をする際も、食品表示ラベルでリンが含まれているかどうかをチェックします。そうですね。“減リン生活”は、食品添加物を意識することから始めるのがおすすめです。とはいえ、食品添加物は全部ダメといった極端な考え方はいけません。
食品添加物は、私たちの食生活を安全で豊かなものにしてくれるとても大事なものです。そこまで神経質にならずに、たとえば60歳を過ぎたら、あるいは健康診断で高血圧や糖尿病を指摘されたら、リンを含む食品添加物をなるべく避ける、回数を減らすなどほどよい距離感を築いてください。
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黒尾先生によると、45歳以上の健康な男女300人を検査したところ、約25%もの人がリンの摂り過ぎのせいで腎臓に障害が起きているとか。OCEANS世代にとって他人事ではない検査結果だ。忙しいからとついついカップ麺でランチを済ませたり、筋肉をつけるために赤身肉をたくさん食べたり……と知らず知らずのうちに過剰なリンを体内に摂り入れ、老化を加速させていることも。
“減リン”を意識した食生活を送ることで腎臓を守り、健康寿命を延ばすことが可能なので、やらない手はない! リンを制するものが、老化を制す! 今日から“減リン生活”を始めてみよう。