突如として迎えた夏本番。ショーツが主役の季節がやってきた。とはいえ、Tシャツにショーツという王道スタイルは、時としてラフになりすぎてしまうことも。そんなときに頼れるのが、“セットアップ”という選択肢だ。特に、アウトドアの機能性とタウンユースの洒落感を兼ね備えた一着なら、なおさら安心できる。
「GS×Orange DRY SETUP」1万4900円／グリップスワニー×オレンジ（オレンジ https://shop-orange.jp/）
このたび、和歌山発の人気アウトドアショップ「オレンジ」が、アメリカの老舗ブランド「グリップスワニー」とタッグを組み、別注セットアップを発表した。
今回登場したのは、「GS×Orange DRY SETUP」。一見シンプルなTシャツ×ショーツの組み合わせだが、細部にまでこだわりが詰まっている。
最大の特長は、その快適性。素材には、ポリエステル90％・ポリウレタン10％の二重織構造生地を採用。吸水速乾性に優れ、真夏の強い日差しのもとでもドライな着心地が続く。アクティブな1日でも、汗がベタつかず、さらりと快適に過ごせるというわけだ。
Tシャツの襟リブ部分には、綿92%、ポリウレタン8％の肌あたりの良い素材を使用。ハードなアウトドアでも肌にやさしく、日常のちょっとした外出や、カフェでのひとときにも違和感なく溶け込む。こうした細部の気づかいが、まさに“別注クオリティ”といえるだろう。
デザイン面では、トップスとショーツそれぞれにドローコードを搭載。シルエットのアレンジが可能で、絞ればバルーン気味のボリューム感が楽しめ、緩めに着ればルーズな今っぽさを演出できる。
足元をスニーカーでまとめればストリート寄りに、サンダルで抜け感を出せばリゾート風にも振れる。合わせるアイテム次第で表情が変わるのも、このセットアップの魅力だ。
着こなしの幅広さにも注目したい。上下合わせて着れば、それだけでスタイルが完成する“手軽さ”がある一方、上下を別々に使って、他のアイテムとのミックススタイルも楽しめる。この抜群の着回し力は、確実に重宝するはずだ。
グリップスワニーは、1848年にアメリカで創業した老舗アウトドアブランド。焚き火やキャンプを愛する層から厚い支持を受けており、タフなグローブや機能的なウェアで知られる存在だ。その武骨なアウトドアスピリットに、オレンジの持つ“日常に溶け込むアウトドア感覚”が加わることで、この別注アイテムは生まれた。
ショーツスタイルがラフになりがちな夏。けれど、こんな機能的で洒落たセットアップなら、気張らずとも“ちゃんと見える”。アウトドアフィールドではもちろん、街中でも映える一着。夏の相棒に迎えるには、十分すぎる魅力を備えている。
