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トヨタの明日を担う技術が初めて搭載された意欲作

四角い液晶メーターパネルの隣に大きめのセンターディスプレイが備わる。

四角い液晶メーターパネルの隣に大きめのセンターディスプレイが備わる。


デザインが3タイプあることや、オールEVになること以上に、実は6代目には大きな特徴がある。大げさに言えば「トヨタの明日を担う」技術が搭載されたのだ。
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数年前から自動運転やコネクテッドカーといった言葉をよく聞くようになったが、その土台(プラットフォーム)技術である「アリーン」を新型RAV4が初めて採用する。

ラゲージ容量は従来型よりも若干増えた。また後席を畳んだ状態はよりフラットになる。

ラゲージ容量は従来型よりも若干増えた。また後席を畳んだ状態はよりフラットになる。


ざっくり言えば、これまでは車の動力制御から運転支援、エンターテインメント機能まで、それぞれ独自に、機能によっては車種ごとに開発されてきた。また自動運転には、例えば危険を察知してブレーキをかけるという具合に、センサー類と動力制御機能の統合が欠かせないけれど、そのための作業も一苦労。そのため時間もお金もかかりがちだ。

まるで車や機能ごとに言語が違っていた状態だったが、今後はアリーンという“便利な言葉”で統一するという。言語ごとに通訳を何人も入れて多国語で話すより、みんなで単一言語を使うようにすれば話がスムーズになるように、さまざまな機能やサービスの開発が加速するようだ。
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しかも、今後開発された機能はオンラインでアップデートできるようになる。旧型だからって機能を諦める必要はなく、まるでスマホみたいにバージョンアップできるってこと。そんなトヨタ第1号が6代目RAV4というわけだ。今後のトヨタ車も続々とアリーンをベースに機能が開発されていく。

2025“年度内”ということは、2026年3月までには、ということ。果たして価格はいかに!?

2025“年度内”ということは、2026年3月までには、ということ。果たして価格はいかに!?


車内でAIコンシェルジュに「波乗りに行くならどこがいいかな」と問いかけたら、「A海岸の波の状態は、今ならあなた好みのようです」「じゃ、そこにしよう」「かしこまりました」と車が自動で向きを変える。そんな未来をグッと身近に引き寄せた6代目RAV4だ。

籠島康弘=文

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