▶︎すべての写真を見るどんな料理も、これさえ振りかければ一発でキマる。“アウトドアスパイス”として誕生し、圧倒的ブームを巻き起こした「ほりにし」が、全米を熱狂させた日本人の手掛ける「ヨシダソース」とタッグを組んだ。
921万本を売り上げたほりにしが注目する調味料と聞けば、当然期待も膨らむ。さっそく「ヨシダソース」の魅力を紐解いていきたいが、ソースよりも強烈な存在感を放っているのが、“ソース王”こと吉田潤喜氏である。
第二の“ほりにし現象”を目指す

5月、ほりにしを開発したアウトドアショップ「オレンジ」の池田道夫代表と、ヨシダソースの創業者・吉田氏がともに会見を開き、業務提携を発表した。
「渋谷にいる若者が『ほりにし』をカバンに入れて持ち歩く日が来る。僕が当初、思い描いていたブランディングは現実になりました。次は、この『ヨシダソース』でそんな現象が起きたらうれしいですね」。
そう語る池田氏こそ、ソース王に惚れ込み熱烈なラブコールを送った張本人だ。
「500ドルだけを手にアメリカに渡り、死に物狂いでヨシダソースを全米に広めた会長の自伝を読んで衝撃を受けたんです。“金儲けより人儲け”というビジネス哲学も、我々の理念に通じます。コロナが明けてようやくお会いでき、日本での販売代理店をやらせてくださいと名乗りをあげました」。
ほりにしを開発した池田道夫氏
ヨシダソースはすでにECサイトや国内のスーパーマーケットでも手に入る。今後、ほりにしが手掛けることで、どんな相乗効果が生まれるのか。
「僕らはヨシダソースそのものよりも、まずは吉田会長自身をブランディングし、ファンを増やしていく計画。ほりにしと一緒にシナジーが生まれる方法で販売していきたいですね。これから会長といろいろ仕掛けていくのが楽しみ。
吉田さんには人間としてのコクや深みがある。それを知っていただくことで、ヨシダソースが広がって行けばいいなと思っています」。
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