レジェンドに削ってもらった板
坂口さんの「好きなこと」の2つめは、ご存じサーフィンである。
高校卒業後、ハワイに留学していたときに夢中になったサーフィン。以来ずっと楽しみ続けている趣味……いや、坂口さんにとってはライフワークのひとつであろう。

「ゴルフと同じく、波乗りもやっぱり千葉が多いですね。仲間もたくさんいますし」。
ガレージにはサーフィンの道具がずらり。去年手に入れたというサーフボードについて、言葉を弾ませながら説明してくれる。
四国のレジェンド、千葉公平さんに製作してもらったというミッドレングスのサーフボード。
「四国のレジェンドサーファーで、『303サーフボード』のシェイパーでもある、千葉公平さんに削ってもらったもの。千葉さんとは古い知り合いなんです。15年ほど前、旅番組で徳島の有名ポイント『海部』を訪れたときに、2日間にわたってアテンドしてくれたのが千葉さんでした。
そのとき、すごくいい波に乗せてもらって。死ぬまでにもう一度、あの波に乗りたい。そう千葉さんに伝えたら、『じゃあ、板作るか』という話になったんです」。
7フィート2インチのミッドレングス。ごだわりのシングルフィン。坂口さんいわく「浮力があって、テイクオフも早くて、結構動かせる板」とのこと。今のお気に入りの一枚だ。
そのほか、長年着用しているセブンのウェットスーツ、ニーボードのときに使用するスイムフィン、着替えのときに地面に敷くマットなど、愛用のアイテムについていろいろと教えてくれた。
セブンとThe Rising Sun Coffeeがコラボして製作したスウェットスーツ。
ダ・フィンのスイムフィン。ニーボード、ボディボードを楽しむときに使用。
「とはいえ、波乗りの頻度は以前に比べると少なくなりました。月に2、3回くらいかな。ゴルフが暑すぎる夏場はサーフィンが多くなって、寒くなる時季はゴルフが多くなる。近年はそんな割合でサーフ&ターフを楽しんでいます」。
若い頃は「短い板で、波を切り裂くように乗っていた」という坂口さん。今は長めの板でクルージングするようなスタイルだ。波と一体化するようなサーフィンを目指している。
「サーフィンもゴルフも、年齢なりの楽しみ方があります。できれば生涯楽しく、気持ち良くサーフ&ターフを続けていきたいですね」。
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