パタゴニア マーケティング担当・本橋大地さん

パタゴニア マーケティング担当・本橋大地さんは、その経緯をこう語る。
「ネットプラスから生まれるナイロンは、少しの厚みと硬さが特徴でした。その素材感はキャップの芯として内側に入れるのに適していたんです。
今では紡績技術がアップデートされ、柔らかな生地も作れるように革新的に進化を遂げました。それにより、バギーズもネットプラスを採用することになりました」(本橋さん)。

「Patagonia」の下に印字されたnetplusの文字。製品によってはこのように記載されているものもある。
ネットプラスの技術はさらに進歩し、その幅はどんどんと広がりを見せている。現在では、レインウェアやダウンジャケットに採用する、薄地のナイロンも製造可能となった。
自身もサーファーである本橋さん。海のシーンでは写真の5インチのバギーズを愛用中だ。
「バギーズは何度洗濯しても、ハードに使用しても生地にへたりがない。アウトドアシーンには本当に適しているショーツです。信頼性をしっかりと得ている製品を、ネットプラスのナイロンにすることで、さらなる付加価値をつけました」(本橋さん)。
真摯な環境保護の姿勢と製品のクオリティを兼備する。不必要なものは増やさないために、パタゴニアはこの思いを大事にする。今夏、自然を楽しむイベントを計画中ならば、この名品を手に取っていただきたい。
もちろん、もうバギーズを愛用中ならば買い足しは不要。とことん手元の一枚を履き倒して夏を満喫するのが良い。

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実はこの話、まだまだ続きがある。
パタゴニア日本支社 環境プログラム・ディレクターの篠 健司さんに、ネットプラスの素材の真髄について、さらに深掘りして聞いてきた。そんな後編、期待していてもらいたい。