「地方ラーメン激戦県」とは……伊豆半島の付け根に位置する静岡県東部の町、三島市。新幹線の停車駅としてお馴染みだが、ラーメンシーンにおいても優良店が点在する。
今回もラーメン官僚が食べ歩いた、選りすぐりの4軒にご案内しよう。
【写真17点】「静岡県三島市、官僚が唸った至極の5杯」の詳細を写真でチェック 案内人はこの方!
かずあっきぃ(通称・ラーメン官僚)●本職は官僚。大学時よりラーメンの食べ歩きを始める。「COWCOWのまるまるラーメン最前線」(BSフジ)、「食楽web」をはじめ、あらゆるメディアでラーメン連載を担当している。年間700杯食べる秘訣は「ラーメン以外を食べないこと」。
三島市は県東部を代表するラーメン激戦エリア
今回は、静岡県三島市のオススメ店をご紹介する。いつものように、まずは三島市のラーメン事情を解説しよう。
三島市は、伊豆半島の北端(付け根に当たる部分)に位置する、静岡県東部(富士川以東の地域)の地方都市だ。2025年3月現在、同市は10.5万人の人口を有し、隣接する沼津市(人口18.5万人)等と合わせて、県東部を代表する一大都市圏を形成している。
同市はまた、静岡県内に6駅存在する東海道新幹線の停車駅のひとつ・三島駅を擁する。市内に新幹線停車駅があることで、とりわけ、県外からのアクセスの利便性は飛躍的に向上する。

例えば、東京駅から三島駅へとアクセスしようとすれば、東海道新幹線ひかり号を利用すれば40分強、こだま号でも1時間弱の乗車時間で辿り着き、在来線でも2時間強でアクセスできる。
そんなアクセスの良さが強みの三島市には、見どころある観光スポットも数多く存在する。1200年以上の歴史を誇り、春になれば桜が美しく咲き乱れる「三嶋大社」は、約1万5000坪に及ぶ広大な境内面積を有し、散策に丸1日を費やしてもまだ時間が足りないと感じるほど。
また、同市は名峰・富士からの伏流水が街中の至るところで湧き出す「水の都」としても名高く、情趣豊かな水辺スポットも市内各所に点在する。
と、このように、都内など関東圏からのアクセスが良好で、かつ、観光地としても高いポテンシャルを秘める三島市だが、同市の魅力は、決してそれらのみにとどまるものではない。
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