「ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ」ディレクター 渡辺真史さん 「ソフィア203」デザイナー ソフィア・ワタナベさん 長女リビアさん(10歳) 長男テオドアさん(8歳)
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すべての写真を見る東京都生まれの渡辺真史さんと、スウェーデン出身で英国発アクセブランドを手掛けるソフィアさんが出会ったのは、約20年前。
長女リビアさんと長男テオドアさんとの4人家族は、いい意味で互いを干渉せず、各々が自由な距離感でデニムと付き合っている。
家での「公用語」は英語。とはいえ、渡辺さんからは日本語で、ソフィアさんからはスウェーデン語でお子さんとコミュニケーションを取る。
そんな異なる言語と文化が共存する家族は、いい意味でスタイルもバラバラ。そう、デニムの取り入れ方だって違う。
デニムがつなぐ家族の肖像

渡辺さんのトップスは、ビズビムのデニムシャツ。ヒルサイドのシャンブレータイでブルーのトーン・オン・トーンにまとめている。「家族で出かける際など、デニム姿に少しだけ品を持たせたいときは、タイドアップすることがありますね」。
「自分は、イギリスで生活をしていた時期がありますし、アメリカの文化にも影響を受けましたが、ルーツは生まれ育った東京。この都市で根付いたストリートカルチャーが核で、デニムは10代の頃からずっと付き合ってきたもの。
でも、妻のソフィアは、東京に来るまで、あまりはくことはなかったみたいですね」(渡辺、以下W)。
最近は「太めのストレートタイプが気分」とのこと。ニューヨーク発の話題のブランドと共同開発した14オンスのリジッドデニムがお気に入り。ムラ糸を使っているため、キレイな色落ちがかなう。3万5200円/ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ × クリフ(ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ 03-6447-0471)
渡辺さんにとってのデニムは、まさに日常着。シルエットや色落ち具合などを気分に合わせて変えながら、オンオフを意識することなく、デイリーに楽しんでいる。
対してソフィアさんは、デニムへの意識がちょっと違うそう。
「子育てに不可欠な作業着という側面があるのかも(笑)。タフだから、自転車に乗るときも重宝します。東京で家族と暮らすようになってから、急に出番が増えました」(ソフィア、以下S)。
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