スポーツドリンクの飲みすぎによるリスク

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ーースポーツドリンクを飲みすぎると起こりうる危険性について教えてください。まず、高血糖による危険性です。20代では健康診断で異常がなくても、年齢とともに糖代謝が低下し、30代から糖尿病予備軍になる人が増えます。
20代と同じようにスポーツドリンクを飲み続けると、高血糖のリスクが高まります。
次に、高血圧症の危険性です。
スポーツドリンクには塩分が多く含まれます。特にOS-1は、通常の汗の塩分濃度の1.5〜3倍の塩分を含みます。 日本人の塩分摂取量はWHO基準の2倍以上(男性11g、女性10g)とされており、スポーツドリンクの常用は、高血圧や動脈硬化のリスクを高めます。
ーー糖尿病、高血圧症以外に加えて、その他に飲みすぎによる危険性はありますか?スポーツドリンクに含まれるリンも、摂りすぎると危険です。
スポーツドリンクには保存料としてリンが含まれていますが、多くの製品では含有量が表示されていません。OS-1には100ml当たり6〜15mgのリンが含まれます。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(※)によると、日本人の1日のリン摂取目安量は、男性1,000mg、女性800mgですが、日常的な加工食品にも多く含まれるため、スポーツドリンクを飲みすぎると過剰摂取となりやすいのです。
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日本人の食事摂取基準(2025年版)ーーなぜリンの過剰摂取が危険なのでしょうか?研究(※)によると、生涯のリン摂取量が多いほど寿命が短くなる可能性が示唆されています。保存料としての利点はあるものの、摂取量には注意が必要です。
※出典:「
Enpp1はリン酸過負荷状態でクロトーを制御する抗老化因子である」
リンは保存料として使われ、食の安全を保つメリットがあります。しかし、摂りすぎると生活習慣病のリスクが上がるだけでなく、寿命が短くなってしまう可能性があるデメリットも理解しておく必要があるかと思います。
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