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健康を気にする人や激しい運動をする人なら、スポーツドリンクを飲んで熱中症予防をしたり、手軽にミネラルを摂取したりして、パフォーマンスを向上させたいと考えるだろう。
また、独特な味が好きで日常的に飲む人も少なくない。しかし、医師によればそれには大きなリスクが潜んでいる。
今回は、スポーツドクターの佐藤将人さんに、スポーツドリンクを飲みすぎる危険性と正しい飲み方について話を伺った。
話を聞いたのはこの人!
佐藤将人さん●人的資本経営の支援やコンサルティングを担う合同会社SUGAR代表医師。産業医、中小企業診断士、臨床心理士、労働衛生コンサルタント、スポーツドクター、仙台医健・スポーツ専門学校講師、博士(医学)、外科専門医、肝臓専門医。体・心・経営に関する情報を多くのメディアで発信。日々の悩みを解決する知識を学べるYouTubeチャンネル「東北遊学」も要チェック。
脱水症状にかかるのは夏だけではない!

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ーー脱水症は夏以外にも起こると聞きました。詳しく教えてください。例えば、夏以外に起こる脱水症の主な要因は、寒さ・アルコール・カフェインの3つがあります。
これらは共通して、体内の水分保持を助けるバソプレシン(抗利尿ホルモン)の効果を低下させ、尿として水分を排出してしまいます。その結果、夏以外でも脱水症になる可能性があるのです。
糖分や塩分よりも、純粋な水分補給を意識することが重要です。
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