切磋琢磨する「YouTuber仲間」の存在
家族の支えと同時に、「同じYouTuber仲間」の存在も大きかった。
バズる前は、もっとのんびりしたテイストで動画を作っていた。しかし、そんなチャンネルのテイストを変え、バズるきっかけを作ったYouTuberがいた。
「自分が試行錯誤していたころに、ホモサピさんが出てきて、『面白いし伸びるな』と思ったら、いっきに上にいったんです。『そのテイストがうけるなら、それに自分もはめてみよう』と思っていたときに、そのホモサピさんから『編集の勉強会をしよう』と声がかかったんです。驚きましたね~」
ホモサピさんは登録者200万人(2025年3月7日現在)を誇り、さまざまな生き物を捕まえ料理して食べる人気の野食系YouTuberだ。
ホモサピさんも登録者200万人を誇る人気の野食系YouTuber
かくして当時いっきに伸びてきたホモサピさんに編集を学び、みるみる動画は伸びていくようになった。
自分と同じように苦労している「野食系YouTuber」の仲間と連絡を取り合いながら、時に知識を共有し、励まし合ってきた。途中でやめていく仲間を悔しい気持ちで見送ることもあったという。
同じ野食系YouTuberでも、みな少しずつ専門などが違うため、コラボしたり、情報を共有したほうが、むしろ自分自身のためになるという。
そしてようやく花開いたチャンネルでバズったのが、前編の記事で初回したザリガニの動画。
このとき、妻に一言「本当によくがんばったね」と労いの言葉をかけられ、それまでの苦労がいっきに報われたという。
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