体重×12の糖質が適量。中途半端こそNG!

最後に、どれだけの量を食べればいいのかをお伝えしましょう。
端的に言うと、平熱に戻ればOKです。平熱より0.2度下がっていたなら、0.2度上がるまで。逆に平熱に戻らなかったら糖質がまだ足りないので追加してください。
目安の数字になるのは、体重×12。60kgの人なら720gの糖質をとる、という一つの計算式があります。720gの糖質となると結構大変ですよ。それだけで3000kcal程度ありますから。
先ほども例にあげたコーラの場合は、500mlのペットボトル1本で約56gの糖質です。単純計算でいけば14本……。苦しいですよね。だから、和菓子も積極的に食べる。果糖が一番とはいえ、米や小麦のブドウ糖でも肝臓には溜まるので、ご飯やうどん、蕎麦などで補足してもOKです。ただし、ラーメンはスープに脂質が多いので、避けた方が賢明でしょう。

チートデイで食べたらNGのお手本「ペヤング」。理由は脂質が多すぎるため。
ここで大切なのはダラダラと中途半端にやらないこと。「今日は糖質を食べまくって、代謝を上げるぞ!」という気合いで取り組んでください。翌朝、体温を測って平熱に戻っていたら大成功。戻っていなかったら、また頑張って糖質を追加しましょう。
ダイエット中に食べまくるのは怖いと思いますが、肝臓のグリコーゲンが枯渇している状態では体脂肪は増えにくいので、思い切って食べてしまって大丈夫です。それでも不安な人は、体脂肪になりにくい、グリコーゲンを消費したばかりのトレーニング後に食べてください。

一番良いのはチートデイの必要がないダイエットをすること。食事量を減らすのではなく運動量を増やす方が代謝も下がらずおすすめです。しかし急いで体重を減らしたいときなどは、摂取カロリーを大幅に減らして運動もガッツリやることになるでしょう。でもそういうときが、一番代謝が下がりやすい。
そういう「ちょっときついダイエット」の停滞期打破におすすめなのが、今回ご紹介したチートデイです。
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難しい話も出てきたチートデイの極意だが、まとめると、体重が落ちない停滞期にこそ効果を発揮するのがチートデイで、平熱が0.2度下がったタイミングが狙い目。「体重×12」の糖質を気合いを入れてぶっこめ、というぜんぜん甘くないお話だった。