③ 懐かしの1足がよりモダンにバージョンアップ!?

1万3200円／ミズノ　0120-320-799

よりデイリーに、気軽に履けるモデルとして推すのが、2024年春にデビューした「MXR」。

なんだか懐かしい雰囲気を感じた人もいるかと思うが、それもそのはず、通学や部活のための学校指定シューズ「マキシマイザー」というエントリーモデルがベース。最近のY2Kトレンドの空気感を纏う1足を手がけるべくその歴史を紐解いたことで、誕生したのだとか。

「我々の用語では学納シューズ、なんて呼んでいますが、その定番的モデルこそがマキシマイザー。現在で28代目になりますが、その13代目に当たるモデルのデザインが、Y2Kのトレンドと非常に相性いい。

そのデザインをベースに、細部を現代的にブラッシュアップし、名称も短くリファインをかけて展開しています」（齊藤さん）。



中学生の時に履いてた、アレね、なんて侮るなかれ。

事実、前述のハイエンドモデルと比べると機能性は控えめだが、疾走感を覚えるスタイリッシュなフォルムや異素材のレイヤーで表情豊かに見せたトリプルブラックのアッパーから、洗練されたムードも満点。

加えて学校指定シューズらしいディテールであるリフレクター、大人にはお馴染みのアイコン「ランバード」など、懐かしさを覚える仕様も。構成するすべての要素で、レトロモダンな印象に仕上がっている。

「ミズノのスポーツスタイルをもっと手軽に楽しんでもらうためのエントリーモデルですが、オールブラックにすることで、よりスタイリッシュな印象に仕上がりました。

我々日本人にはどこかノスタルジックに映り、一方で学校指定シューズの文化がない海外では新鮮でユニークなデザインとして好評を得ています」（齊藤さん）。