
子は親の背中を見て育つ。それは昔も今も変わらない。となれば、ファッションもぜひ早いうちから英才教育を、と意気込みたいところだが話はそう簡単ではない。
年々増していく愛息のわんぱくさに対応できるモノでないといけないし、愛娘のかわいいや好きを満たすものでなければいけない。
そんなキッズ服問題に対してファッションのプロたちが出した結論。それがZARAである。
【写真8点】「ZARAのキッズ服」の詳細写真をチェック 子煩悩スタイリスト①/野上翔太さんの証言
「右に倣えな服ばかりの周囲を出し抜くさり気ないセンスに感服」

野上翔太●アパレルの販売員を経験したのち、スタイリスト・Kim-Chang氏に師事。2020年の独立後、さまざまなメンズファッション誌、ブランドカタログ、広告にて活躍する傍ら、俳優、有名アスリートの着こなしも担当。また、3児のパパでもある。右が凱永くん(6歳)、左が日向くん(3歳)
今年、3人目が誕生した野上家だが、今回はお兄ちゃんっぷりが最近イタについてきた長男・凱永くんと自由奔放な次男・日向くんの二人が、ZARAのスウェットセットアップに袖を通しての登場である。
「このセットアップが元気いっぱいの息子たちにはちょうどいいんです」と野上さん。
「動きやすさでいうとスウェット系は最適ですが、シンプル過ぎると部屋着にも見えかねません。そこでデザインの入ったアイテムを探しました。
キャラものも悪くありませんが、男の子ですからカワいいよりカッコいい優先。そこで、僕がスポーツ好きということもありNBAモノをチョイスしました」。
そんなスウェットセットアップも含め、ZARAの魅力を野上さんはこう語る。
ダウンベストは今回のスウェットセットアップのアウターとしても活躍。ナイロンブルゾンはちょっとした雨からもしっかり守ってくれる。スウェットシャツは刺繍サービスを使いそれぞれの名前を落とし込んだ。ベージュのパンツは、一般的なコットンパンツのように見えて実はスウェット。ポケットのポイント作りも効いている。
「国内メーカーのアイテムではあまり見られない、デザインのあしらい方や配色にセンスを感じます。次男のスウェットシャツの両胸や左足に落とし込んだデザインも楽しいですし、長男のNBAロゴのさりげないデフォルメ感も絶妙。
ほかにも、雨天時用に購入したナイロンブルゾンのオレンジのファスナー、同系色でまとめつつトーンを変えたリバーシブルベストの表裏の配色などなど。周りとの差別化を図れるデザインの機微に惹かれますね」
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