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2025.03.16

ファッション

プラダ、ボッテガ、ロロ・ピアーナ。ラグジュアリーブランドが示す“語らないサステナブル”という贅沢



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数年前から使われ始めた、クワイエット・ラグジュアリー(静かな贅沢)という言葉がある。華美な装飾を排し、上質な素材や、それで作られた服そのものの良さをシンプルに味わおうという嗜好だ。

そこにオーシャンズは、もうひとつ解釈を加えたい。それは、誰もが取り組むべきサステナブルを静かに、さらっと取り入れるブランドこそセンスフルではないか、ということ。
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ブランドが大切に守ってきた定番であり伝統に、実はこっそりとサステナブルの視点を潜ませている。本質的なことほど、さらっとやっているほうが格好いい。

“語らないサステナブル”は、新時代の贅沢のひとつだと思わないか?

「プラダ」のバッグ

H53.5×W32×D16.5cm 58万8500円[予価]/プラダ 0120-45-1913

H53.5×W32×D16.5cm 58万8500円[予価]/プラダ 0120-45-1913


90年代、プラダのナイロンバッグは街で遊ぶ人たちの必需品だった。カジュアルな素材をラグジュアリーシーンに持ち込んだエポックな逸品は、ブランドとライトに付き合いたい当時のムードにフィットした。

我々世代に馴染み深いこの名作が、面構えはそのままに、実はサステナブルにアップデートされている。

海洋投棄された漁網などを再生した「Re-Nylon(リナイロン)」を素材に採用。一方でディテールの要所には「サフィアーノ」レザーやメタルパーツを配し、これまでどおり高級感を醸し出す。

これぞサステナブルとラグジュアリーの融合である。
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