オマージュが生む新たなクリエイション

ジャケット480000円、パンツ230000円、Tシャツ100000円、靴165000円、手に持ったコート760000円〈すべてディオール/クリスチャン ディオールTel:0120-02-1947〉
ムッシュ ディオールの1950-51年 秋冬オートクチュール コレクションで発表された、伝説的シルエット「オブリーク」。その革新的ラインを現メンズ クリエイティブ ディレクターのキム・ジョーンズが再解釈したセットアップ。
包みボタンや玉縁ポケット、胸元のストラップなど、ディオールのテーラリングを象徴するディテールが満載だ。オートクチュールの着想をメンズウェアへ転化させる手法は、ジョーンズのクリエイションにおけるユニークな点のひとつである。
極上ホップサックの別格の心地よさを堪能

ジャケット676500円、ベスト345400円、パンツ225500円、シャツ205700円、タイ47300円〈すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパンTel:03-5579-5182〉
メッシュ状の織り目により抜群の通気性を発揮するホップサック織りの生地は、高温多湿な日本の春夏シーズンに適した定番生地。
世界トップクラスのテキスタイルメーカーでもあるロロ・ピアーナは、長く細い繊維を厳選した梳毛糸のみでホップサックを織り上げ、涼やかさとしなやかさを併せもつスリーピーススーツを仕立てた。ざっくりした表情にはリラックス感があるが、梳毛ゆえ毛羽が抑えられており、さらりとしたシャリ感のあるタッチが湿気の多い日本の春夏にも心地いい。
シャツ感覚で羽織れるコットンスーツの価値

スーツ305800円、Tシャツ55000円〈ともにラルディーニ〉カーディガン42900円〈フィリッポ デ ローレンティス/すべてトヨダトレーディング プレスルームTel:03-5350-5567〉
1m当たりわずか190gという薄く軽量な上質コットンファブリックで仕立てた2つボタンスーツ。肩パッドなどの芯地類もほとんど用いておらず、シャツのように軽やかな着心地だ。
これほど薄い生地を芯地なしで仕立てるのは、非常に高度な技術を要する。メゾンブランドのスーツ生産も手がける、ファクトリーブランドであるラルディーニの実力がうかがい知れる一着だ。スーツと同じオフホワイトのカーディガンを合わせた、スリーピース風の着こなしが洒脱だ。
機能性と審美性を両立させた名機

自動巻き、SSケース、ケース径42mm。1496000円(ブライトリング・ジャパンTel:0120-105-707)
機能的な実用品として生まれたスーツが、後にファッションとしても受け入れられた歴史は、時計と似ている。ブライトリングの「クロノマット」は、1980年代にイタリア空軍のアクロバット飛行チーム、フレッチェ・トリコローリのために開発された時計をルーツとするクロノグラフ。
プロフェッショナルのための計器として生まれたが、その機能美が評価され、一躍人気モデルとなった。日本限定の「クロノマット B01 42 ジャパン エディション」は、光で色彩が変化するマザー オブ パールをダイヤルに採用。タフさに色気を加え、スーツを腕元から華やがせる。
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