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2025.03.16

からだ

わずか3分で800kcalを消費!? ー180℃の冷気を浴びて代謝を爆上げする「クライオセラピー」を試してみた



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男たるもの、いくつになってもカッコよく、若々しい身体を保ちたい。そう願うのは必然だ。しかし、加齢とともに体力も見た目も衰え始めたかと思えば、会食やストレスでつい食べ過ぎてお腹がぽっこり……。

そんな悩める男性にご紹介したいのが、「クライオセラピー」。ー180℃もの冷気で体を一気に引き締め、回復する過程で代謝を爆上がりさせる健康美容法だ。
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今回は、クライオセラピーの普及活動を行う日本クライオ療法推進協会の代表理事であり、ピューマ渡久地ボクシングジム会長も務める渡久地聡美さんに、その有益性や効果などを伺いながら、実際に体験してきた。
聞いたのはこの人!

渡久地聡美さん●ピューマ渡久地ボクシングジム会長、日本クライオ療法推進協会代表理事。ボクサーのための栄養学や生理学を研究、独自の減量法をまとめた『餃子ダイエット』(幻冬舎)など著書多数。アスリートのコンディショニングやダメージの回復促進、さらに疲労回復、体質改善、健康美容にも効果のある「クライオアイスサウナ」の普及に尽力中。今回、取材にご協力いただいた『℃RYO TOKYO®︎ NEO』は、実娘の渡久地梨以さんが代表を務める。 http://www.japan-cryo.org https://cryo.tokyo

リウマチの凍結療法が起源。-180℃が適応反応を引き出す



クライオセラピーとは、1977年に日本の科学者がリウマチの治療法として発表した「凍結療法」のこと。「クライオ」はギリシャ語で「寒さ」を意味する。

当時、海外の医療機関で液体窒素の成果が報告されるにつれ、アスリートの炎症回復にも効果が認められるようになった。さらに身体的なストレス緩和や筋肉の緊張緩和、ダイエットを含むコンディショニングにも効果があることも分かってきた。 

そんな最新健康美容法を体験すべく向かったのが、東京都港区麻布十番にある「℃RYO TOKYO NEO」である。

渡久地さんがクライオセラピーに注目し、導入したきっかけは2014年に遡る。

「当時、健康と美容に敏感なハリウッドセレブの間で『クライオセラピー』が流行り出したんです。液体窒素はそれなりにコストがかかる半面、高いリカバリー効果や免疫力の向上、高いアンチエイジング効果、さらに優れたタイパが評価され、まずは富裕層が飛び付きました。その流行を海外に行ったときに目の当たりにしたのです」。

渡久地さんはボクシングジムの経営者。ボクサーのコンディショニング、試合のダメージからのリカバリー促進を目的に、日本へ導入することに決めた。さらに高い健康美容効果が得られることがわかり、美容サロンとして『℃RYO TOKYO NEO』を開業するに至ったのだった。



渡久地さんいわく、クライオセラピー最大の魅力は、「1回のセッション(施術)がわずか3分で、ー800kcalのカロリー消費ができる」というタイパの良さ。食事ならおにぎり4個分、運動にすればランニングやジムで1時間以上のハードワークをこなすのと同じ運動量に相当するという。ほかにも、ストレス緩和や睡眠改善、ダイエットや体質改善、免疫力の向上などの効果が期待できる。

また「クライオアイスサウナ」のマシンは、パワー、燃費、耐久性などが優れており、ハリウッドでも使用されているアメリカ製のマシンを導入しているのだとか。

扱いが難しい「液体窒素」を活用するだけに、機材で使用される素材によって耐久性は大きく違ってくる。その点、「℃RYO TOKYO NEO」で使用される機材は、オールアルミ製の最新機種。施術は決して安くはないが、その分効果も期待できそうだ。
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